湯上がり文庫・目次
01:スーパー物語/近所のスーパーに行ったら「タマネギを入れるだけで出来るスブタ」というレトルト商品が目にとまりました。最近のレトルト商品はちょっとひと手間かけるというのがはやっていて、この商品も「タマネギを切って入れるだけで本格的スブタの出来上がり!」というコンセプトなのでしょう。
02:整骨院物語/昨日は一日中ビールを飲みながらパソコンをいじっていたのですが、夕方になってさすがに疲れてきて、ベランダに出てぼんやりと外を眺めていたら、商店街に新しい整骨院がオープンしているのを発見しました。
03:空蝉橋物語/ボクが東京に出てきた時はまだ池袋のサンシャイン60が最も大きなビルで、その雄大な姿は池袋周辺の街からもよく見え、まさに大都会の象徴といった風情でした。
04:健全日記/ある人からメールをいただきました。このブログを読んで「お体大丈夫ですか」と心配してくれていました。このブログの文章を読んでボクの体の心配をしてくれるなんて…、まさに天使です。
05:夢の男電車/実際に走っているのを見たことはないのですが、最近では女性専用車両というのが出来たらしくて、今朝のテレビニュースでも話題になっていました。そうすると出てくるのが、女性専用があるなら男性専用も作ってくれよ、というもっともな意見です。だけど、朝の通勤電車の乗客は女性よりも男性のほうが圧倒的に多そうなので、男性専用車両を作るとしても、もっと細分化する必要があります。
06:雨のラプソディ/先日の日曜日、朝からあいにくの雨模様だったのですが、気分転換のため近所の公園に出かけてみました。雨の日の公園は、晴れている時とはまったく違い、いつもの休日なら家族連れでにぎわう広場も、誰一人いません。ただ雨が降っているというだけで、あとは何も普段と変わらないのに誰もいないということは、この公園には雨の日の遊びがないということでしょう。子供たちはきっと公園のことなんか忘れて部屋の中で雨の日の遊びをしているに違いありません。
07:自由の伝道師/先週、京都に行く用事があったので、新幹線で出かけようと思い、朝早く東京駅に向かいました。東京駅のキップ売り場は自動販売機もあったのですが、売り場の窓口を見るとお客さんがいなかったので、なにげなしに窓口のほうに向かいました。
08:ミクシィ哀歌/京都の街は蒸し暑くて、歩いているだけで汗がダラダラと流れだすほどで、ボクは喫茶店をハシゴして涼みながら何とか用事を済ませました。夕方からは少し暑さも和らいできたので、画廊に入ったりしながら「京都の夜」が来るのを待ちました。
09:キモはあん肝/ファストフードの店にはあまり入ることはないのですが、たまに入ってチキンナゲットを食べたりするとそれがクセになってしまい、もう止められなくなります。あのおいしさといったら、まるで悪魔的で、医者に止められているビールと組み合わせると、まさに禁断のディナーになります。
10:ひとりごと酒場-夏/最近よく知人に「大丈夫か」とか「疲れてるんじゃないか」とか聞かれます。また、「足跡はもう気にならないか」とか「あん肝が好きなのか」とも聞かれます。まあ、ちょっと疲れ気味なのは確かなので、たまにはゆっくり酒でも飲もうかと思い、先日ひさしぶりに「ひとりごと酒場」に行ってきました。
11:夏まつり/夏といえばビアガーデンでして、あんまりビールは飲んじゃいけないと健康診断のたびに言われてはいるのですが、やっぱり抑えきれずに行ってしまいます。先日も行きつけのビアガーデンに寄って、ブラブラと帰っていたのですが、どこをどう間違ったのか、通い慣れているはずの道がさっぱり分からなくなり、見知らぬ町に出てしまいました。
12:鳥籠/先日、昼ごはんでも食べようと思って定食屋を探しながら歩いていたのですが、ちょうど昼休みの時間帯だったせいか、あちこちの店の前で行列ができていて、並ぶのが嫌だったので、どこに入るか決められずにウロウロしていました。
13:孫八郎伝説-夏/ある休日の昼下がり、玄関のチャイムが鳴ったので、ボクはそこらへんに脱ぎ捨ててあったTシャツを着て、半ズボンをはき、やれやれという感じで玄関に出てみました。
14:オレンジのハート/あれはちょうどブログを休んで残暑を満喫しようと思っていた矢先の土曜日のことでした。朝からずっと寝ていたボクは夕方になってゴソゴソと起き出し、イソイソと飲みに出かけました。その日は数人で飲む約束をしていたのですが、約束の居酒屋のある街は初めて行くところだったので、迷ったらいけないと思って家を早めに出たら予定よりも30分も早く着いてしまい、近くの商店街をウロウロしながら「こんなところにも郵便局があるんだ」とか「このコンビニは夏でもおでんをやってるんだ」とか、小さな発見をしながら歩き回っていました。
15:純情おじさん残酷物語/9月になると夏のあいだ空いていた通勤電車もだんだん混んできて、最近では普段どおりの満員状態が続いているようです。ボクがいつも乗っている電車は満員とまではいきませんがやはり混んでいて、立っている人と人との間隔はほとんどないくらいです。
16:ひとりごと酒場-秋/「ひとりごと酒場」はボクの行きつけの一杯飲み屋なのですが、夏に行った時、その店にずっといたおばちゃんが恋する男性と逃亡してしまい、それ以来疎遠になっていました。先日ふとあのおばちゃんのことを思い出し、久々に行ってみることにしました。
17:カラスの冒険/連休が続くと相変わらず自堕落になってしまい、昼ごろ起きだして近所の商店街で雑誌でも買ってきて、またダラダラ過ごすというのが習慣になっています。
18:おけらの魔力/先日、用事があって千葉に出かけたのですが、思ったよりも用事は早く済んでしまい、駅に戻って時刻表を見てみると電車の発車までまだかなり時間がありました。
19:挟まった二人/銀座というと高級クラブやブランド店の印象が強いので、どの店も時代の最先端を行った高級店ばかりのような印象を与えがちですが、もちろん普通の街ですから安い居酒屋もあれば古びた立ち飲み屋もあります。
20:あきのじかん/昨日の夜は、皆様から頂戴したお祝いのコメントを胸に、世の中には有難いこともあるものだと感謝しながら、ひとり暴飲暴食をしておりました。
21:嘆きのクールビズ/すっかり過ごしやすい季節になりまして、まわりを見渡してみても、街を歩いていても、自慢じゃありませんがクールビズで過ごしているのはボクだけです。
22:レッドボール/先日、名刺が切れたので新しく作ろうと思い、前々から看板が気になっていた近所の印刷所に行きました。
23:いとしのカレーうどん/最近は夜遅くなることが多くて、ここ数日は連続して最終電車で帰っています。最終電車というのは意外に混んでいるもので、駅に着くとほっとします。
24:坂道/ホームで最終電車を待っている間、その日の朝刊を読んでいたら、坂道研究家という人の坂道に関する記事が載っていて、それがとても面白く、特に「坂の上を左折、坂の下に出て」というような言い回しが非常に気に入りました。
25:拍手の町/もう一月も下旬になってしまったので、今さら年末年始の出来事をお話しするのも気が引けるのですが、あの出来事だけはどうしてもお話しして置かなくてはならないでしょうから、どうかしばらくお付き合いください。
26:約束/先日は東京にも大雪が降って、ボクも朝起きて雪が積もっていたので驚いたのですが、その日は土曜日だったので、いつも通り画廊を見て歩くため銀座に向かいました。久しぶりに雪が積もったので、どうしても歩いてみたいという気持ちもありました。
27:わからない男/最近テレビなどを見ていると、株やら企業買収の話やら難しい話が多くて、何を言っているのかさっぱりわかりません。
28:夢の回転寿司/今さら言うのもなんですが、回転寿司というのは便利なものです。なんたって街を歩いていて回転寿司屋を見つけて「ああ、寿司でも食べようか」と思った数秒後にはもう出来上がった寿司を手にできるわけですから、他のどんなに早いファーストフードでも、このスピード感は味わえません。
29:湯気の向こう/近所にけっこう大きなスーパー銭湯があってたまに行くのですが、そこは人気があるようで、いつ行っても満員です。いくつかある湯船は、どれもこれも全裸の成人男性でいっぱいで、目を覆うばかりの光景が果てしなく続きます。
30:ひとりごと酒場/冬の間、現実から逃避していたせいか、「ひとりごと酒場」に足が遠のいていました。
31:甘いもの横丁/街を歩いていて知り合いにバッタリ出会ったら、まず「やあ、どうもどうも」と適当にあいさつして、その後「ここじゃあなんだから、ちょっと飲みにいこうかあ」と飲み屋に誘います。相手が迷っていると「一杯だけだから、一杯だけね」と念を押しながら強引に連れていき、結局ハシゴ酒をして翌朝後悔する、というのがお決まりのコースです。
32:恋人よ/先週からのどが痛くて、声が出にくいなとは思っていたのですが、土曜日の段階ではまだ大丈夫のようだったので、ちょっと出かけました。
33:池袋の昼下がり/もうずいぶん前のことになるのですが、学生の頃テレビを見ていたら「夜の池袋~」という古い歌が流れていて、そのバックにひなびたアパートが映っているシーンがありました。
34:薬剤師ララバイ/近所の商店街にある小さな薬局が改装工事をしていたので、とうとうつぶれてしまったのかと思っていたら、工事が終わってみると、元の薬局がパワーアップした新装開店で、処方箋やら漢方のコーナーが新設されていました。
35:マンガ喫茶の男/最近は歩き回っているとすぐに疲れ果ててしまい、休憩しようと喫茶店を探すのですが、なかなか適当な店が見つからなくて、たまに見つけてもほぼ満員状態で入る気がしません。
36:床屋ブルース/床屋に行こうと思いたったのが数ヶ月前で、それから週末になる度に行こう行こうと思っていたのですが、なかなか達成できずに時間だけがどんどん経っていきました。
37:野の球/あたたかくなってきたので、家でゴロゴロしているのも勿体無いので、近所のプールに泳ぎにいきました。
38:星占い/朝のテレビ番組の終わり頃には、だいたいどの番組も星占いをやっているもので、ボクも毎朝聞くとはなしに、どこかの番組の星占いの結果を聞いています。
39:悪夢/リニューアル準備と言いながらも、まったくリニューアルは進んでいません。と言うより、まったく手が付けられないような状態が続いているのです。もうかれこれ二ヶ月近くそんな状態が続いているのですから事態は深刻です。きっかけはあの夜の夢でした。あの悪夢を見た夜から、ボクはずっとそうなのです…。
40:バナナ/近所の大通りを歩いていたら、後から「あのう、バナナが落ちてますけど」という弱々しい女性の声がしました。
41:散歩/プロフィールにあるように、ボクの主なプレースポットは光が丘公園の板橋側です。そして晴れた日には練馬側のバードサンクチュアリで水鳥を見ます。ですから光が丘公園は勝って知ったるわが庭のようなものだとずっと思っていました。しかし、公園とはもっと奥深いものだったのです。そう、それを思い知らされた出来事が、ある朝の公園で起こったのです。
42:人生を語らず/昨日は「海の日」ということで日記も休みでした。普通、日記というものは祝日とかにこそ書くものではないかという声もあるでしょうが、規則正しく土日・祭日は休むというのも大切なことです。
43:巨大カギ/土曜、日曜と飲んだくれていたので、月曜日の朝はいつになく目覚めは悪かったのですが、それでも6時には起きて公園に散歩に出かけました。
44:心の旅/それは、ちょうどクモを見ていた時のことです。
45:誕生日/どうやらジョギングのし過ぎのようで、右ひざを痛めてしまいました。最初はすぐに良くなるだろうと思っていたのですが、一向に直る気配はなく、どんどん歩きにくくなっていきました。
46:幻の薬/先日、商店街を歩いていて薬局の前を通った時、なにげなく店の中を覗いてみると奥に顔なじみの薬剤師さんがいたので、「どもっ」って感じで小さく右手を挙げてあいさつをしたら、その薬剤師さんは慌てて店から飛び出してきました。
47:自由/最近は健康のため、飲み物にも気をつかっているのですが、昨日の夜はどうしても刺激的なジュースを飲みたくて、近くの自動販売機まで出かけました。
48:のぞみ/先週の土曜日は京都に用事があったので、午後3時過ぎに東京駅から新幹線に乗りました。
49:かなえ/早いもので東京にも木枯らし一号が吹いたとやらで、朝のニュースでやっていました。
50:たまえ/ここ数週間は校正ばかりやっていて、毎日毎日膨大な量の校正紙を眺めています。
51:迷彩服の男/ボクは毎朝、マンションのエレベーターを降りてから目の前の商店街を左に少し行ったところで右に曲がり、それから駅に向かって歩いていくのが習慣になっています。ですから、商店街を出て左側を見ることはめったにありません。
52:イチョウ/土曜日は熱っぽくてずっと寝た切りだったので、日曜日の朝はさすがに寝ているのも辛くなり、汗をかいて熱を下げようと思い、ラジオと深層水のボトルを持って風呂に入りました。
53:なんとなく再会/先週、近所のスーパーに行っていつものようにブラブラ店内を歩いていたのですが、野菜売り場の前を通った時、ふと見ると、鍋用のダシ汁の横に、そのまんま鍋に入れれば大丈夫という「野菜パック」が置いてありました。ボクは、こりゃあ便利だと思い、そのダシ汁と野菜パックを買ってきて、説明書きのようにそのまんま鍋に入れて野菜鍋を作りました。
54:恥ずかしがり屋決定戦/ボクの朝の日課といえば、パソコンの前に座って「検索エンジンよ、検索エンジンよ、検索エンジンさん、日本で一番の恥ずかしがり屋はだ~れ」と言いながら、「日本一の恥ずかしがり屋」と検索し、自分であることを確認してから満足するということなのですが、このところ異変が起こっています。
55:幻の演芸場/行きつけの小料理屋の定休日は日曜日だけで、普段は祝日も営業しているのですが、祝日が月曜日になった場合にだけ月曜日も休みになります。休みの法則としては、このブログに通ずるものがあります。
56:断言の町/このところ酒の量を減らそうとしているのですが、その反動かいざ飲み始めると歯止めがきかず、徹底的に飲んでしまう傾向にあります。
57:見知らぬ男/土曜日のボクの行動パターンと言えば、昼過ぎに銀座に出て画廊を何軒か回り、夕方になってからちょいと一杯飲んで帰る、というものなのですが、先週の土曜日はどうしたことかいつもより早く家を出てしまい、銀座に着いたのがまだ午前中で、画廊もまだ開いていないようだったので、人の流れに沿うようにボンヤリと歩いていました。
58:さなかくん/昨日は天気もよかったし、久々に水槽の掃除でもしようと思い、汲み置きしていた水をベランダから持ってきて、水槽の水を半分くらい捨ててから、新しい水を入れたのですが、水が勢いよく入ってしまったため、下の汚れを舞き上げてしまい、魚が見えないくらいに濁ってしまいました。
59:夜空の向こう/最近の週末のパターンとしては、土曜日泥酔して日曜日は寝たきり、というのが続いていて、日曜日のたびに深く反省しています。だから次の週末こそは日曜日を有意義に過ごそうと、そればかりを考えて先週の土曜日を迎えました。
60:天国/土曜日に銀座を歩いていると3丁目の一角だけ、他と違う雰囲気になっている場所があります。そこには場外馬券売場があって、週末ともなると灰色やこげ茶の服を着たおじさんたちがどっと集まり、まるでここだけ後楽園ホールのようです。
61:霧/昨日は昼過ぎからウトウトしていたら、気づいたら夜になってしまっていて、しょうがないのでテレビでも見ようかと思ったのですが、先週で華麗なる一族も終わってしまったことだし、他にこれといって見るテレビ番組もないので、久しぶりに近所のプールに行ってみることにしました。
62:桜/金曜日の朝、公園を歩いていたら桜が満開になっていたので、もうあとは散るばかりだと思っていたのですが、桜も意外にしぶとくて、日曜日も満開はさらに続き、近所の公園は花見客でいっぱいになっていました。
63:春/昨日もなにやら温かかったので、めっきり葉が多くなった桜の木を見上げながらのんびり散歩をしていたのですが、ふと後から呼び止められたような気がして振り向いてみると、そこには久しぶりに会う知人が立っていました。
64:暑い日/六本木に国立新美術館がオープンしたので最近は六本木に行く機会が増えて、先週の土曜日も美術館のそばの画廊のオープニングパーティーに行っていました。
65:運命/土曜日は行きつけの居酒屋が60周年を迎えるということで、昼の2時からビールを飲んでいて、そのままズルズルと12時間飲み続けてしまいました。
66:餃子/最近は東京でも雪が多くて、週末ごとに降っているような印象です。
67:なぜか復活/ちょっと前の話ですが、あれはゴールデンウィークが明けてすぐの週末だと記憶しているので、3週間くらい前の出来事だったと思います。その日の朝は、いまの季節としては珍しいくらいに辺りは薄暗く、今にも雨が降り出しそうな空模様でした。ボクはそんな朝だというのに、いつものように公園に行き、いろいろと思い悩みながらトボトボと歩いていました。
68:レトロな街/土曜日は珍しく赤羽で飲んでいました。ボクの好みから言うと、赤羽といえばなんといってもOK横丁なわけで、あの短い通りにぎっしりと一杯飲み屋が並んでいる様は圧巻としか言いようがありません。最近ではこのレトロな通りも若者が増え、ハイカラな雰囲気さえ漂う明るい街になってきていて、さすがターミナル駅・赤羽だと関心するばかりです。
69:早朝のギター弾き/先週の金曜日は珍しく深酒しなかったので、土曜日はいつものように早く起きて、ぼんやりと近所の公園を歩いていました。
70:御会式/毎年10月16日から18日までの三日間は、雑司が谷の鬼子母神で「御会式」が開催されていて、ボクは毎年この祭りに行っています。
71:ダーリング/最近ノドの調子が悪くて、今までだましだまし過ごしてきたのですが、先週末酔った勢いでカラオケに行ってしまい、よせばいいのにジュリーを熱唱し、ついにノドが壊れてしまいました。
72:静かな夜/最近は池袋西口ばかりで飲んでいて、それも同じ店でダラダラと飲む毎日だったのですが、先週末は場所は相変わらず池袋西口だったのですが、数ヶ月ぶりに行くワインバーをのぞいてみました。