人物画

喜多川歌麿「雪月花」三部作のうち「深川の雪」 美人画の大家として知られる浮世絵師・喜多川歌麿（1753?-1806）の肉筆画の大作「深川の雪」（掲載作品）が、平成２４年（2012）２月、６０余年ぶりに ...

左：狩野探幽「東照権現像（霊夢像）」寛永20年12月28日 栃木・輪王寺蔵 重要文化財右：狩野探幽「東照権現像（霊夢像）」寛永20年8月22日 栃木・輪王寺蔵 重要文化財 元和２年、徳川家康（1543 ...

永瀬義郎「暮色」茨城県近代美術館蔵 明治末期から大正期にかけて起こった「創作版画運動」の代表的作家のひとりに、茨城県出身の永瀬義郎（1891-1978）がいる。創作版画運動とは、それまでの伝統的木版画 ...

桜井雪保「人物図」（二幅対）水戸市立博物館蔵 桜井雪保（1754-1824）は、雪舟十二世と自称した桜井雪館の娘で、幼いころから父に画を学び、父とともに江戸を拠点に活躍した。雪舟十三世と称したという説 ...

関根正二「信仰の悲しみ」 関根正二（1899-1919）は、現在の白河市の茅葺き職人の二男として生まれ、８歳の時に東京の深川に転居した。深川では日本画家の伊東深水（1898-1972）と幼なじみで、深 ...

渡部菊二「勤労の娘たち」福島県立美術館蔵 会津若松市に生まれた春日部たすく（1903-1985）は、会津中学に入学して図画教師・半沢松吉に水彩画を学んだ。当時の会津中学は「後素会」という美術クラブがあ ...

結城真沙子「仲秋の夜半」 喜多方に生まれた結城真沙子（1911-1929）は、幼いころから絵が得意で、通っていた尋常高等小学校では似顔絵を描いてみせるなど、周囲にも認められる存在だった。しかし、家事の ...

猪巻清明「兜虫」 明治・大正期に活躍した福島県の日本画家としては、官展系では、勝田蕉琴、荻生天泉、湯田玉水、坂内青嵐、太田秋民らがいる。彼らは、福島県出身の在京日本画家の結束と研鑽を主眼として大正８年 ...

渡辺東郊「唐子図」 渡辺東郊（1848-不明）は、会津若松城下屋敷町に生まれた。祖父光蔵は、武をもってきこえ、特に柔術をよくし、屋敷内に修練所を設けて多くの青年を薫陶していた。しかし、東郊は、生来虚弱 ...

星野文良 左：「林和靖」、右：「花鳥図」 白河藩絵師・星野文良（1798-1846）は、１６歳の時に江戸詰めとなり、八丁堀の白河藩邸に住み、藩主・松平定信の命を受けて谷文晁の門に入った。享和３年には、 ...