人物画

京都洋画壇で活躍し広告画図案も手掛けた池田治三郎

2024/4/15  

池田治三郎「アサヒビールのポスター」 池田治三郎(1888-1966)は、兵庫県神戸市に生まれ、京都に出て関西美術院で鹿子木孟郎(参考)に学んだ。的確なデッサンと堅実なリアリズムを習得し、門下のなかで ...

芦屋に転居し44歳で没するまでの5年間で数々の裸婦像の名作を生み出した小出楢重

2024/4/8  

小出楢重「横たわる裸身」 小出楢重(1887-1931)は、大阪市に生まれ、中学生のころから四条派の渡辺祥益に日本画を学んだ。卒業後は上京して東京美術学校西洋画科を受験したが、木炭素描の準備不足のため ...

大正期の大阪での女性画家ブームのなか、島成園らとともに多彩な活動をした岡本更園

2024/3/18  

岡本更園「初盆」 岡本更園(1895-不明)は、摂津国有馬郡名塩村(現在の兵庫県西宮市)に生まれた。姉が嫁いだ日本画家の岡本大更(参考)の家に寄寓し、16歳の時から義兄の更彩画塾で学んだ。大正3年に1 ...

妖艶で官能的な女性表現が注目された岡本神草

2024/3/15  

岡本神草「口紅」京都市立芸術大学芸術資料館蔵 岡本神草(1894-1933)は、兵庫県神戸市に生まれた。大正4年、京都市立美術工芸学校を卒業後、京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)に進学した ...

端正な女性像に回帰して帝展で注目された谷角日沙春

2024/3/13  

谷角日沙春「寵人」京都国立近代美術館蔵 谷角日沙春(1893-1971)は、兵庫県美方郡新温泉町諸寄に生まれた。小学校を出て父の回漕業を手伝い、その後も漁師や水手などをしながら画を独学した。20歳の時 ...

飄逸にしてモダンな画風で異彩を放った水越松南

2024/3/8  

水越松南「化粧」京都国立近代美術館蔵 水越松南(1888-1985)は、姫路藩の漢学者の子として神戸に生まれ、第一神戸中学校を中退して京都に出て谷口 香嶠(参考)に師事し、その後京都市立美術工芸学校図 ...

兵庫県画壇の重鎮として活躍した立脇泰山

2024/2/28  

立脇泰山「黄昏」京都市立芸術大学芸術資料館蔵 立脇泰山(1886-1970)は、兵庫県美方郡浜坂町(現在の新温泉町)に生まれた。幼いころから画を好み、京都に出て京都市美術工芸学校(現在の京都市立芸術大 ...

栖鳳門下で美人画に独自の境地を開いた三木翠山

2024/2/26  

三木翠山「宇治川のほたるがり」 三木翠山(1887-1957)は、兵庫県加東郡社町(現在の加東市)に生まれた。幼いころから画を好み、同じ社町の三木南石に画の手ほどきを受け、望まれて三木家の養子となった ...

戦後は官展を離れ故郷の淡路島で活動した不動立山

2024/2/21  

不動立山「朝顔日記深雪之図」兵庫県立美術館蔵 不動立山(1886-1975)は、兵庫県三原郡西淡町(現在の南あわじ市)に生まれた。京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)で学び、その後西山翠嶂( ...

欧州放浪を含めた15年間の沈黙ののち華々しい画壇への再登場を果たすが46歳で急逝した青山熊治

2024/2/16  

青山熊治「高原」兵庫県立美術館蔵 青山熊治(1886-1932)は、兵庫県朝来郡生野町(現在の朝来市)に生まれた。同じ生野出身の白滝幾之助、和田三造とともに「生野の三巨匠」と称されており、3人はいずれ ...




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