yuagariart

江戸時代を中心に明治中頃くらいまでに活動していた各地の画家を調査し、都道府県別に紹介しています。ただいま近畿地方を探索中。

上州高崎の浮世絵師・青木周渓

2021/7/5  

青木周渓「片岡郡清水観音十日夜之光景」 青木周渓(1770-1845)は、上州高崎新紺屋町の染め物の上絵描きを生業とした上絵屋で、絵は浮世絵師・渓斎英泉に学んだ。「高崎談話」の文と挿絵を描き、「大信寺 ...

晩年を上州藤岡で過ごした浮世絵師・菊川英山

2024/12/11  

菊川英山「雪月花図」 菊川英山(1787-1867)は、江戸市ヶ谷の造り花屋「近江屋」の子として生まれ、狩野派の絵師の門人だった父に絵の手ほどきを受け、のちに鈴木南嶺に師事した。また、幼い時から親しか ...

上州南画の先駆者・柿沼山岳

2021/7/5  

柿沼山岳「鷹図」 柿沼山岳「龍図」 柿沼山岳(1774-1859)は、安永3年、武蔵国加須(現在の埼玉県加須市)に生まれた。若いころ江戸に出て、亀田鵬斎に師事して漢学と画技を学んだと思われる。諸国遊歴 ...

遍歴と隠遁に終始した上州の画僧・風外慧薫

2021/7/5  

風外慧薫「布袋図」 上野国碓氷郡土塩村(現在の群馬県安中市松井田町)に生まれた風外慧薫(1568-1654頃)は、幼いときに近くの禅寺に預けられたのが縁で禅僧となり、子持村(現在の渋川市)の雙林寺で長 ...

北関東の戦後版画運動を担った鈴木賢二

2021/7/6  

鈴木賢二「統一行動(大管法粉砕)」大管法(大学管理法案)に反対した学生たちが、1962年11月に大管法粉砕全国統一行動として決起した様子を描いている。 下都賀郡栃木町(現在の栃木市)に生まれた鈴木賢二 ...

古川龍生ら栃木ゆかりの版画家

2021/7/6  

古川龍生「昆虫戯画巻平和篇 豊年万作」栃木県立美術館蔵 古川龍生(1893-1968)は、下都賀郡桑村大字羽川(現在の小山市)に生まれ、神奈川県葉山町に下宿して厨子開成中学に通った。卒業後は東京美術学 ...

創作版画運動の中心的役割をになった川上澄生

2025/3/27  

川上澄生「南蛮入津」栃木県立美術館蔵 横浜に生まれた川上澄生(1895-1972)は、高校在学中から詩や木版画に親しみ、当時の詩人や版画家などから多くの影響を受けた。特に木下杢太郎の『和泉屋染物店』に ...

高木勇次ら栃木ゆかりの洋画家

2021/7/6  

高木勇次「車窓」 ともに足利市に生まれた高木勇次(1911-2004)と原田平治郎(1911-1999)は、幼馴染として育った。高木は小学校卒業後、15歳で上京し鉄鋼販売に従事しながら絵を描いていたが ...

人間の宿命的な業を描いた小山田二郎

2021/7/6  

小山田二郎「ピエタ」 父の出張先の中国で生まれた小山田二郎(1904-1991)は、12歳の時から母方の祖母の郷里である栃木県大田原市で育った。幼いころから親戚の小堀鞆音に水彩を学び、中学卒業後には上 ...

日本各地を旅して四季の移ろいを描いた刑部人

2021/7/6  

刑部人「渓流残雪」栃木県立美術館蔵 栃木県下都賀郡家中村(現在の都賀町家中)に生まれた刑部人(1906-1978)は、小学生の時に父親の転勤に伴って上京し、川端龍子のもとに通って日本画を学んだ。中学卒 ...

田中一村ら栃木ゆかりの日本画家

2021/7/6  

田中一村「枇榔樹の森に崑崙花」(部分)田中一村記念美術館蔵 栃木町(現在の栃木市)に生まれた田中一村(1908-1977)は、幼いころから画才を発揮し、大正15年には東京美術学校日本画科に入学するが2 ...

フレスコ風日本画から抽象表現に転換した岩崎鐸

2021/7/6  

岩崎鐸「迷い児の天使」(部分) 岩崎鐸(1913-1988)は、東京上野の祖父の家で生まれ、小学校卒業後に両親のいる宇都宮に転居した。20歳の時に東京美術学校日本画科に入学、結城素明に師事して素明の研 ...

最後の近代歴史画家・羽石光志

2021/7/6  

羽石光志「寂光院」栃木県立美術館蔵 近代歴史画の父・小堀鞆音が開拓した新しい歴史画は、安田靫彦や前田青邨ら多くの画家たちによって引き継がれていったが、時の流れとともに日本画は新しさを求めて多様化してい ...

抽象表現に南画の新しい境地を拓いた大山魯牛

2021/7/6  

大山魯牛「突兀」 大山魯牛(1902-1995)は、東京日本橋に生まれ、生後すぐに実家のある足利に移った。3歳の時に病気のため右足を切断し、手術時の後遺症で左耳の聴覚を失った。10歳頃から本家の所蔵品 ...

視力を失ってからも描き続けた長谷川沼田居

2021/7/6  

長谷川沼田居「沼田居夜景」長谷川沼田居美術館蔵 長谷川沼田居(1905-1983)は、現在の足利市県町に生まれた。15歳で田崎草雲の門人・牧島閑雲の内弟子となり、南画の基礎と漢学を学んだ。20歳の時に ...

イコンと仏画を融合した独自の宗教画を確立した牧島如鳩

2021/7/6  

牧島如鳩「医術」 牧島如鳩(1892-1975)は、南画家・牧島閑雲の長男として現在の足利市上渋垂町に生まれた。父が熱心なハリストス正教徒だったことから、如鳩も幼児洗礼を受け聖名パウエルを授けられた。 ...

© 2025 UAG美術家研究所 Powered by AFFINGER5

Amazon プライム対象