yuagariart

江戸時代を中心に明治中頃くらいまでに活動していた各地の画家を調査し、都道府県別に紹介しています。ただいま滋賀県を探索中。

関西版画会の重鎮として活躍した前田藤四郎

2024/3/29  

前田藤四郎「監的鏡」兵庫県立美術館蔵 前田藤四郎(1904-1990)は、兵庫県明石市に生まれた。神戸高等商業学校(現在の神戸大学)在学中から妹尾正彦、井上覺造らとグループ「青猫社」を結成して油彩画を ...

関西における創作版画運動の草分けとなった川西英

2024/3/27  

川西英「曲馬」兵庫県立美術館蔵 川西英(1894-1965)は、兵庫県神戸市兵庫区の回船業と乾物米穀問屋を代々営む旧家に生まれた。早くから美術に親しみ、兵庫県立神戸商業高校卒業時には、神戸市相生町の洋 ...

青龍社の中心メンバーとして活躍した加納三楽輝

2024/3/25  

加納三楽輝「海の市日」兵庫県立美術館蔵 加納三楽輝(1898-1981)は、兵庫県有馬町に生まれた。はじめ京都で山元春挙に学び、大正8年に上京して山村耕花(参考)に師事した。昭和3年「豊起」の号で第1 ...

濱田観ら竹内栖鳳に学んだ兵庫県ゆかりの日本画家

2024/3/22  

濱田観「花芥子」姫路市立美術館蔵 京都で竹内栖鳳に師事した兵庫県ゆかりの日本画家としては、橋本関雪、森月城、三木翠山、立脇泰山、村上華岳のほか、宮崎翠濤、松井香瑤、土肥蒼樹、山本紅雲、濱田観、中田晃陽 ...

郷里姫路で「農」のある風景を描き続けた森崎伯霊

2024/3/20  

森崎伯霊「澄秋」 森崎伯霊(1899-1992)は、兵庫県飾磨郡下中島村(現在の姫路市飾磨区中島)の農家に生まれた。少年のころから画家を目指していたが、近隣の寺の住職に手ほどきを受けた程度で、農業を手 ...

大正期の大阪での女性画家ブームのなか、島成園らとともに多彩な活動をした岡本更園

2024/3/18  

岡本更園「初盆」 岡本更園(1895-不明)は、摂津国有馬郡名塩村(現在の兵庫県西宮市)に生まれた。姉が嫁いだ日本画家の岡本大更(参考)の家に寄寓し、16歳の時から義兄の更彩画塾で学んだ。大正3年に1 ...

妖艶で官能的な女性表現が注目された岡本神草

2024/3/15  

岡本神草「口紅」京都市立芸術大学芸術資料館蔵 岡本神草(1894-1933)は、兵庫県神戸市に生まれた。大正4年、京都市立美術工芸学校を卒業後、京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)に進学した ...

端正な女性像に回帰して帝展で注目された谷角日沙春

2024/3/13  

谷角日沙春「寵人」京都国立近代美術館蔵 谷角日沙春(1893-1971)は、兵庫県美方郡新温泉町諸寄に生まれた。小学校を出て父の回漕業を手伝い、その後も漁師や水手などをしながら画を独学した。20歳の時 ...

簡素な画面構成で存在感ある女性像を描いた寺島紫明

2024/3/11  

寺島紫明「爪」 寺島紫明(1892-1975)は、兵庫県明石市に生まれた。少年時代から文学に傾倒し、寺島玉簾のペンネームで「少年倶楽部」などの雑誌に応募し入選した。17歳で文学を志して上京したと思われ ...

飄逸にしてモダンな画風で異彩を放った水越松南

2024/3/8  

水越松南「化粧」京都国立近代美術館蔵 水越松南(1888-1985)は、姫路藩の漢学者の子として神戸に生まれ、第一神戸中学校を中退して京都に出て谷口 香嶠(参考)に師事し、その後京都市立美術工芸学校図 ...

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