洋画家

生涯にわたり故郷・蒲生野の風景を描いた野口謙蔵

2023/11/13  

野口謙蔵「霜の朝」東京国立近代美術館蔵 野口謙蔵(1901-1944)は、滋賀県蒲生郡桜川村(現在の東近江市)に生まれた。日本画家の野口小蘋は叔母にあたる。彦根中学卒業後は東京美術学校西洋画科に進学し ...

70歳過ぎてから渡仏しパリ風景で好評を得た鷲田新太

2023/11/8  

鷲田新太「パリの裏街(メデジュール街)」 鷲田新太(1900-1977)は、滋賀県野洲郡(現在の野洲市)に生まれた。上京して川端洋画研究所に学び、はじめ春陽展に出品し、安井曾太郎(参考)に師事して新世 ...

島野重之、北川嚠三ら滋賀県ゆかりの光風会の洋画家

2023/11/6  

北川嚠三「初秋水草」 滋賀県ゆかりで明治生まれの洋画家の所属団体としては、島野重之、島戸繁、北川嚠三らが活躍した光風会が主流といえる。また、滋賀大学で美術を教えていた山尾平と北川威夫がともに光風会会員 ...

信濃橋洋画研究所で学び春陽展で活躍した秋口保波

2023/11/3  

秋口保波「ポロネの女」 秋口保波(1897-1976)は、滋賀県犬上郡青波村(現在の彦根市芹川町)に生まれた。滋賀師範学校を出て教職につき、約10年間教員生活のかたわら絵画グループで研究し、のちに大阪 ...

黒田重太郎に学び関西の美術教育に尽くした伊庭伝治郎

2023/11/1  

伊庭伝治郎「大原女」 伊庭伝治郎(1901-1967)は、滋賀県野洲郡北里村(現在の近江八幡市)に生まれた。北里村小学校に通っていた時に父親が死去し、以後母と妹の3人暮らしとなった。高等科卒業後、近江 ...

信濃橋洋画研究所を設立し、関西を中心に後進の育成につとめた黒田重太郎

2023/10/30  

黒田重太郎「母子」 黒田重太郎(1887-1970)は、滋賀県大津市に生まれ、幼少年期を大阪で過ごした。17歳の時に画家を志して京都の鹿子木孟郎(参考)に師事し、聖護院洋画研究所で浅井忠(参考)の指導 ...

大正期の京都洋画壇で活躍した国松桂渓

2023/10/27  

国松桂渓「黄色マント着たる女」 国松桂渓(1884-1962)は、滋賀県栗太郎郡葉山村(現在の栗原町)に生まれた。中学校卒業後、京都に出て聖護院洋画研究所に入り浅井忠に師事し、その後、浅井忠を中心に創 ...

一貫して「松」を作画活動の中心においた新道繁

2023/6/26  

新道繁「69-松」 新道繁(1907-1981)は、福井県板井郡(現在の坂井市)に生まれた。東京府工芸学校在学中から水彩画に親しみ、大正14年の第6回帝展で初入選し、その後も帝展、新文展に出品した。ま ...

昭和初期のプロレタリア美術運動の流れのなかで労働者を描いて高い評価を得た堀田清治

2023/6/23  

堀田清治「餓」福井県立美術館蔵 堀田清治(1898-1984)は、福井市に生まれ、中学卒業後に上京し、太平洋美術研究所で高間惣七に師事した。大正13年の第1回展から槐樹社に出品し、昭和6年に同会が解散 ...

大正期新興美術運動の中心人物として活動したが、三科展瓦解後は絵画制作から離れた木下秀一郎

2023/6/21  

木下秀一郎「土岡氏の夜像」 木下秀一郎(1896-1991)は、日本医学専門学校(現在の日本医科大学)で医学を学んでいたが、在学中から絵画制作を行い、大正9年に結成された大正期新興美術運動の始まりとさ ...




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