洋画家

神戸の街並みに魅せられ異人館を描き続けた小松益喜

2024/5/3  

小松益喜「煉瓦塀と異人館」神戸市立博物館蔵 小松益喜(1904-2002)は、高知県土佐郡旭村(現在の高知市)に生まれた。上京して東京美術学校に学び、在学中にプロレタリア美術家同盟に参加した。卒業後は ...

プロレタリア美術運動の中心的存在として社会や政治に向き合った岡本唐貴

2024/5/1  

岡本唐貴「ペシミストの祝祭」兵庫県立美術館蔵 岡本唐貴(1903-1986)は、岡山県浅口郡連島村(現在の倉敷市)に生まれた。大正9年に画家を志して移り住んだ神戸で浅野孟府と出会い、二人で上京して彫刻 ...

典雅清澄な人物表現が多くの愛好家に支持された小磯良平

2024/5/1  

小磯良平「和服の婦人像」姫路市立美術館蔵 小磯良平(1903-1988)は、兵庫県神戸市に生まれ、兵庫県立第二神戸中学校(現在の県立兵庫高校)に学んだ。同校には、上級生に古家新、田中忠雄、同級生に竹中 ...

二紀会の創立に参加し日本洋画壇の中心的存在として活躍した田村孝之介

2024/4/24  

田村孝之介「人間と牛」 田村孝之介(1903-1986)は、大阪船場に生まれ、17歳の時に上京して太平洋画会研究所に学び、翌年帰郷して小出楢重に師事した。大正13年、小出らによって信濃橋洋画研究所が創 ...

終戦後の新生日本美術を樹立するため行動美術協会の創立に参加した榎倉省吾

2024/4/22  

榎倉省吾「藁」小野市立好古館蔵 榎倉省吾(1901-1977)は、兵庫県加東郡小野町(現在の小野市)に生まれた。苦学しながら絵画を学び、姫路歩兵第39連隊に入隊したのちに美術展に出品をはじめ、昭和3年 ...

関西水彩画会を創立し水彩画普及につとめた別車博資

2024/4/19  

別車博資「旧栄町風景」神戸市立博物館蔵 別車博資(1900-1976)は、兵庫県神戸市に生まれた。県立工業高校で教鞭をとるかたわら、油彩、水彩画を独習し、特に三宅克己が著した水彩画の技術書によって学ん ...

兵庫県内各地の風景を描き続けた辻愛造

2024/4/17  

辻愛造「安乗」兵庫県公館蔵 辻愛造(1895-1964)は、大阪市に生まれ、はじめ湯川松院に日本画を学んだが、大正のはじめ頃から赤松麟作について洋画を学んだ。さらに上京して太平洋画会研究所で学び、巽画 ...

京都洋画壇で活躍し広告画図案も手掛けた池田治三郎

2024/4/15  

池田治三郎「アサヒビールのポスター」 池田治三郎(1888-1966)は、兵庫県神戸市に生まれ、京都に出て関西美術院で鹿子木孟郎(参考)に学んだ。的確なデッサンと堅実なリアリズムを習得し、門下のなかで ...

水彩風景画や墨画、モノタイプを応用した版画などで詩情豊かな作品世界を作り上げた中村忠二

2024/4/12  

中村忠二 絵を描く少女たちシリーズ「絵を描く女」 中村忠二(1898-1975)は、兵庫県飾磨郡御立村(現在の姫路市)に生まれた。小学校卒業後は郵便局に勤務し、大正4年に大阪に出た頃から芸術に憧れるよ ...

神戸に洋画研究所を設け後進の指導にあたった林重義

2024/4/11  

林重義は、京都市立絵画専門学校で日本画を学んだのち洋画に転じ、鹿子木孟郎に師事しました。昭和5年パリから帰国し二科展で滞欧作を展示しましたが、同年二科を脱退して独立美術協会の結成に参加しました。終生神戸に住み、洋画研究所を設立して後進の指導にあたりました。




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