日本画家

狩野芳崖門下の四天王のひとりに数えられた岡倉秋水

2023/6/5  

岡倉秋水「遠山暮溪」ボストン美術館蔵 岡倉秋水(1867-不明)は、福井藩士の子として福井城下に生まれた。岡倉天心は叔父にあたる。幼いころに一家で上京して東京で育ち、明治11年に東京外国語学校に入学し ...

金沢美術工芸専門学校の開校に協力し教授として後進の育成に尽力した畠山錦成

2023/3/8  

畠山錦成「鵜」石川県立美術館蔵 畠山錦成(1897-1995)は、金沢市蛤坂町(現在の寺町)に生まれ、上京して東京美術学校日本画科に入学、はじめ新大和絵の開拓に力を入れていた松岡映丘の教室で、ついで洋 ...

金城画壇の発足

2023/3/6  

山科杏亭「朝霧図」石川県立美術館蔵 大正期に入ると、それまで石川県画壇で大きな影響力を持っていた北陸絵画協会の活動がマンネリ化していき、新鮮味が薄れ、画壇はやや停滞気味になっていた。中央では、文展が帝 ...

金城画壇展に情趣あふれる美人画を発表した紺谷光俊

2023/9/28  

紺谷光俊「化粧」培広庵コレクション 紺谷光俊(1890-1945)は、金沢市に生まれ、はじめ高村右暁に画の手ほどきを受け、大正初期から数年間京都に出て山元春挙に師事し、文展にも入選して中央画壇でも認め ...

生涯白山を愛し、白山の画家と称された玉井敬泉

2023/2/24  

玉井敬泉「山の秋」石川県立美術館蔵 玉井敬泉(1889-1960)は、金沢市下堤町に生まれた。生家は紅屋という染物屋で、日本画家の玉井紅嶙は実兄にあたる。敬泉も兄の影響で早くから画に興味を持ち、石川県 ...

自然万象を師として独学し、21歳で文展に入選して注目された相川松瑞

2023/2/22  

相川松瑞「春景花鳥図」 相川松瑞(1894-1969)は、木彫家・相川松濤の二男として金沢市に生まれ、幼いころから画に親しみ、石川県立工業学校図案絵画科に入学したが、やがて中退し、自然万象を師として自 ...

文展を離れて日本自由画壇の結成に参加し、女性像を中心に自由な表現を試みた広田百豊

2023/9/28  

広田百豊「桜美人」培広庵コレクション 広田百豊(1876-1955)は、石川県江沼郡山中村(現在の加賀市)に生まれ、石川師範学校卒業後は小学校の教師をつとめ、30歳余りで校長となったが、画業に専念する ...

妖艶で頽廃美漂う画風を展開し、画壇の悪魔派と呼ばれた北野恒富

2023/9/28  

北野恒富「暖か」滋賀県立美術館蔵 北野恒富(1880-1947)は、金沢市に生まれ、小学校卒業後に新聞の版下を彫る彫刻師をしていたが、画家を志して17歳の時に大阪に出て、金沢出身で歌川派の流れを汲む浮 ...

ライフワークとして全国各地の植物の写生に取り組み、生涯をかけて植物を描いた池田瑞月

2023/2/15  

池田瑞月「秋の草花図」 池田瑞月(1877-1944)は、明治10年に石川郡南新保村(現在の金沢市南新保町)の大工棟梁の三男として生まれた。その後、明治38年に京都に出て木島桜谷に師事したことは分かっ ...

初期日本美術院展に出品した石川県の日本画家

2024/4/11  

沢村冬岳「金沢風景雪月花」 明治24年、岡倉天心を会頭に革新的な日本画を目指した美術研究団体「日本青年絵画協会」が結成され、それが明治29年に「日本絵画協会」へと発展し、全国的な規模で絵画共進会を開催 ...




© 2024 UAG美術家研究所 Powered by AFFINGER5

Amazon プライム対象