日本画家

在野精神を貫くため新興美術院を創設した茨木杉風

2023/10/13  

茨木杉風「彩雲」 茨木杉風(1898-1976)は、滋賀県蒲生郡八幡町(現在の近江八幡市)の海産物問屋梅田屋の4代目・茨木芳蔵の長男として生まれた。5代目を継いで家業に従事しながら独学で画を学んでいた ...

女性で最初の日本美術院同人となった小倉遊亀

2023/10/10  

小倉遊亀「家族達」滋賀県立美術館蔵 小倉遊亀(1895-2000)は、滋賀県滋賀郡大津丸屋町(現在の大津市中央1丁目)に生まれた。父親は大津で時計商を営んでいたが、遊亀が10歳の時、土木事業を興す野望 ...

文展を離れ日本自由画壇の結成に参加した渡辺公観

2023/10/6  

渡辺公観「柳鷺図」滋賀県立美術館蔵 渡辺公観(1877-1938)は、大津鍵屋町(現在の大津市)に生まれた。父親は円満院門跡の侍医をつとめていた。円満院門跡は当時、大津における文化人の後援者的存在だっ ...

滋賀県美術作家協会の初代理事長をつとめた疋田春湖

2023/10/4  

疋田春湖「月ケ瀬」滋賀県立美術館蔵 疋田春湖(1891-1961)は、滋賀県膳所町(現在の大津市)に膳所藩士の子として生まれた。幼いころから画を好み、小学校卒業後、ちょうど京都から大津に移り住んでいた ...

春挙に学び師風とは異なる多様な作品を残した柴田晩葉

2023/10/2  

柴田晩葉「江州盆踊」 柴田晩葉(1885~1942)は、滋賀県大津市新町に生まれた。父の孟教は、江戸の昌平坂学問所に学んだ漢学者で、水野忠弘が朝日山藩に転封された際、藩の儒者として藩主に伴って近江を訪 ...

世界平和を願い各国要人に富士の絵を贈った山元桜月

2023/9/29  

山元桜月「日枝山より琵琶湖を望む」(部分)滋賀県立美術館蔵 山元桜月(1887-1985)は、滋賀県大津市白玉町(現在の大津市浜町)に生まれた。山元春挙は叔父にあたる。16歳の時に春挙の門に入り「春汀 ...

近江ゆかりの山元春挙の門人

2023/9/27  

斎藤紫山「夏野」滋賀県立美術館蔵 山元春挙は、京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校で教鞭をとって多くの教え子を育て、明治33年からは画塾・同攻会(のちに早苗会と改称)を結成して後進の指導にあたっ ...

明治・大正期の京都画壇の重鎮として活躍した山元春挙

2023/9/25  

山元春挙「しぐれ来る瀞峡」滋賀県立美術館蔵 旧膳所城下(滋賀県大津市)に生まれた山元春挙(1871-1933)は、小学校卒業後、大島一雄に漢詩文を学び、12歳の時に近江出身で四条派の野村文挙に師事して ...

風景画を追究した湖東の自然画家・邨松雲外

2023/9/8  

邨松雲外「海浜図」(部分)ツカモト資料館蔵 邨松雲外(1870-1938)は、滋賀県愛知郡小田苅村(現在の東近江市)に生まれた。13歳の時に神崎郡川並村の塚本家に奉公に出たが、生来画を描くことが好きで ...

湖北に多くの作品を残した浅井の画人・清水節堂

2023/9/6  

清水節堂「幽霊図」清瀧寺徳源院蔵 清水節堂(1876-1951)は、浅井郡大路村(現在の長浜市大路町)に生まれた。12歳の時に隣村の中川耕斎に師事し、耕斎のもとで数年間学んだのち一時京都に出たが、21 ...




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