人物画

岡山の近代洋画、松岡寿と原田直次郎

2023/9/26  

松岡寿「ピエトロミカの服装の男」 幕末から明治初期にかけて洋画塾が多く開設され、岡山出身の洋画家としては、川上冬崖の聴香読画館で学んだ松岡寿(1862-1944)、高橋由一の天絵学舎で学んだ原田直次郎 ...

岡山洋画の先駆者、堀和平と前田吉彦

2021/7/9  

堀和平「母子像」 明治以降、岡山からは日本の近代洋画史において重要な仕事をした多くの洋画家を輩出している。その中で先駆者とされるのが、堀和平(1841-1892)と前田吉彦(1849-1904)である ...

東京に出て学んだ岡山の日本画家

2023/9/26  

大林千萬樹「胡笳の声」 岡山の日本画家は京都で学ぶものが多かったが、伝統的絵画の革新が急速に行なわれた東京に出て学ぶものもいた。富岡永洗、鏑木清方に師事して江戸期の歴史風俗に取材した美人画を多く描いた ...

岡山の四条派、人物の柴田義董と山水の岡本豊彦

2021/7/9  

柴田義董「群仙図」 岡山の地からは、二人の円山派の大家が出ている。当時、四条派内で「人物は義董、山水は豊彦」と謳われ、京都の人気を集めた柴田義董(1780-1819)と岡本豊彦(1773-1845)で ...

狩野派の画僧・實山と高松藩の文人大名

2022/9/3  

實山「福禄寿図」 讃岐を代表する画僧・實山も狩野派の画人である。實山は江戸の人で、狩野家の養子となったが、のちに実子が生まれたために僧となり、享保年間は高松の見性寺で住職をつとめ、隠居して自性庵に住ん ...

円山四条派の流れを汲む伊予の画人

2021/7/9  

左:松本仙挙「鬼ケ城山之図」、右:河崎蘭香「東台の春」 森田樵眠によって伝えられた円山四条派の流れは、伊予の地に広まっていった。東宇和郡野村町に生まれた松本仙挙(1880-1932)は、京都市立美術工 ...

描かれた坂本龍馬、膨大な数の龍馬像を残した公文菊僊

2021/7/9  

左:公文菊僊「坂本龍馬像」、右:吉永梅里「坂本龍馬像」 坂本龍馬のブームはたびたび起こっているが、最初の大きなブームは、自由民権運動期の明治16年、坂崎紫瀾が坂本龍馬を主人公にした小説「汗血千里駒」を ...

土佐美術協会、土陽美術会の発足

2023/9/27  

左:山岡米華「秋渓覓句図」高知県立美術館蔵右:乾南陽「源氏物語」土佐山内家宝物資料館蔵 西欧絵画が広まるなか、明治初期の高知の日本画は、徳弘董斎、河田小龍、種田豊水、名草逸峰らがそれぞれ後進の指導にあ ...

洋画の黎明期、国沢新九郎の出現

2023/9/27  

国沢新九郎「春」高知県立美術館蔵 幕末から明治期にかけては全国的に西欧絵画が広がっていき、高知においては、国沢新九郎(1848-1877)が西欧絵画の先駆者として登場する。国沢は、高知城下の藩士の長男 ...

画人としても早逝を惜しまれた武市瑞山と勤王の志士

2021/7/9  

武市瑞山 左:美人画、右:山水図 幕末から明治維新期には新しい日本を目指した勤王の志士たちが多く登場した。彼らは学術、武術を学ぶとともに多くの書画を残している。土佐勤王党の盟主だった武市瑞山(1829 ...




© 2024 UAG美術家研究所 Powered by AFFINGER5