浮世絵師

歌川豊春「観梅図」大分県立美術館蔵 歌川豊春は、浮世絵の一大流派である歌川派の開祖にあたり、門下からは、初代豊国や豊広らが出て、さらにその画系からは国貞、国芳、広重など傑出した絵師を多く輩出している。 ...

鍬形蕙斎「江戸名所の絵」 江戸の畳職人の家に生まれた鍬形蕙斎（1764-1824）は、浮世絵北尾派の祖・北尾重政の門に入り、１７歳の時から北尾政美の名で浮世絵師として活躍していたが、３１歳の時に美作国 ...

東洲斎写楽　左：三世大谷鬼次の奴江戸兵衛、右：市川男女蔵の奴一平 江戸時代の謎の浮世絵師・東洲斎写楽の正体に関しては、様々な説があるが決定的はものはないのが現状である。ただ、英国ケンブリッジ大学図書館 ...

葛飾北斎「東海道五十三次　坂下」 伊勢で浮世絵を描いた画人としては、月僊の高弟とされる西岡邦教に画を学び、月僊風の画を描いていた喜多村邦穀（1793-1853）が、のちになって浮世絵を試みた。『三重県 ...

尾張地方の浮世絵は、すでに１９世紀初頭に、駒新こと駒屋新兵衛が劇場の看板絵を描いたりしていたが、文化年間、葛飾北斎が二度にわたって、いずれも長期間名古屋に滞在したことによって、飛躍的な展開を見せる。北 ...