浮世絵師

近世高崎の三大画人のひとり・一椿斎芳輝

2021/7/5  

一椿斎芳輝「初市(高崎・木屋)」 一椿斎芳輝(1808-1891)は江戸日本橋の町人の子として生まれた。幼いころから絵を好み、15、6歳の時に谷文晁の門に入り、北年と号した。その後、20歳頃に高崎の旅 ...

上州高崎の浮世絵師・青木周渓

2021/7/5  

青木周渓「片岡郡清水観音十日夜之光景」 青木周渓(1770-1845)は、上州高崎新紺屋町の染め物の上絵描きを生業とした上絵屋で、絵は浮世絵師・渓斎英泉に学んだ。「高崎談話」の文と挿絵を描き、「大信寺 ...

晩年を上州藤岡で過ごした浮世絵師・菊川英山

2023/9/27  

菊川英山「雪月花図」 菊川英山(1787-1867)は、江戸市ヶ谷の造り花屋「近江屋」の子として生まれ、狩野派の絵師の門人だった父に絵の手ほどきを受け、のちに鈴木南嶺に師事した。また、幼い時から親しか ...

下野国栃木の豪商との親交のなかで肉筆画の代表作「雪月花」を描いた喜多川歌麿

2023/9/28  

喜多川歌麿「雪月花」三部作のうち「深川の雪」 美人画の大家として知られる浮世絵師・喜多川歌麿(1753?-1806)の肉筆画の大作「深川の雪」(掲載作品)が、平成24年(2012)2月、60余年ぶりに ...

伝統と奇想が相克する多彩な画業を展開した反骨の画鬼・河鍋暁斎

2023/9/26  

河鍋暁斎「鍾馗ニ鬼図」板橋区立美術館蔵 河鍋暁斎(1831-1889)は、天保2年に下総国古河(現在の茨城県古河市)の城下に生まれ、数え2歳の時に家族とともに江戸に出た。7歳で浮世絵師・歌川国芳のもと ...

土浦藩士から浮世絵師に転身した磯田湖龍斎

2023/9/26  

磯田湖龍斎「俳諧女夫まねへもん 二十四」 江戸時代中期の浮世絵師・磯田湖龍斎(1735-不明)は、土浦藩土屋家の藩士だったが、浪人となり、その後浮世絵師に転身したとされる。雅号の「湖」は霞ヶ浦にちなん ...

日本初の株式会社の設立を画策して毒殺された北斎門下の洋学者・本間北曜

2021/7/6  

本間北曜「黒船図」本間美術館蔵 酒田の本間家分家に生まれた本間北曜は、天保13年、出羽矢島藩の小番郡八の養子となり藩主に従って江戸へ上るが、翌年出奔して離縁になった。この頃、小石川巣鴨の根付師・山口友 ...

葛飾北斎に学んだ庄内藩士・大山北李

2021/7/6  

大山北李「工匠乗鶴図」(部分)板橋区立美術館蔵飛騨の匠とおぼしき工匠が、自ら彫った鶴に乗って飛翔しているところを描く。工匠は鶴が飛んでも手をゆるめず、細部の細工にノミをふるっている。下方では同僚の工人 ...

仙台の浮世絵師・熊耳耕年

2019/7/16  

熊耳耕年「芭蕉の辻図」左端の店先が少し見えるのが、耕年の生家である仕立屋の大澤屋。そこにいる幼児が耕年自身。 仙台・芭蕉の辻の一角に店を構える仕立屋・大澤屋の二男として生まれた熊耳耕年は、裕福な幼年時 ...

浮世絵師としても注目される仙台藩の奥女中・忠岡三千子

2021/7/6  

忠岡三千子「若衆花魁図」福島美術館蔵 本格的な画技を持つ女性浮世絵師として注目される忠岡三千子は、京都に生まれ、七代藩主・伊達重村の夫人・近衛氏年子(惇姫)の侍女として仙台を訪れ奥女中となった。生没年 ...




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