日本画家

上村松篁らと創造美術を結成した沢宏靱

2023/11/20  

沢宏靱「牟始風呂」滋賀県立美術館蔵 沢宏靱(1905-1982)は、滋賀県坂田郡長浜町神戸(現在の長浜市)に生まれた。15歳の時に京都に出て西山翠嶂(参考)の内弟子となり、昭和6年に第12回帝展で初入 ...

湖国画壇の確立に尽力した西田恵泉

2023/11/15  

西田恵泉「家路」 西田恵泉(1902-1980)は、滋賀県栗太郡大宝村(現在の栗東町)に生まれた。京都に出て川北霞峰に2年間師事したのち、東京の日本美術学校日本画科に入学し、大正12年の同校卒業後は東 ...

一貫して湖国風景を描き続けた岩本周煕

2023/10/24  

岩本周煕「八ツ淵滝」藤樹の里文化芸術会館蔵 岩本周熙(1900-1987)は、滋賀県高島郡剣熊村(現在の高島市)に生まれ、4歳頃に京都に移住した。大正13年に京都市立絵画専門学校を卒業し、その後は、同 ...

京都紫野大徳寺瑞峯院に大画面の襖絵を残した野添平米

2023/10/18  

野添平米「奥山の朝」滋賀県立美術館蔵 野添平米(1895-1980)は、滋賀県栗太郎下笠村(現在の草津市下笠町)の農家に生まれた。18歳の時に画家を志して京都に出て菊池芳文の門に入り、芳文没後は芳文の ...

官展を離れ孤高の宗教画家の道を歩んだ杉本哲郎

2023/10/16  

杉本哲郎「欣求西方浄土」滋賀県立美術館蔵 杉本哲郎(1899-1985)は滋賀県大津市に生まれた。はじめ近隣に住んでいた日本画家の山田翠谷に画の手ほどきを受け、14歳の時に商業学校から京都市立工芸美術 ...

在野精神を貫くため新興美術院を創設した茨木杉風

2023/10/13  

茨木杉風「彩雲」 茨木杉風(1898-1976)は、滋賀県蒲生郡八幡町(現在の近江八幡市)の海産物問屋梅田屋の4代目・茨木芳蔵の長男として生まれた。5代目を継いで家業に従事しながら独学で画を学んでいた ...

女性で最初の日本美術院同人となった小倉遊亀

2023/10/10  

小倉遊亀「家族達」滋賀県立美術館蔵 小倉遊亀(1895-2000)は、滋賀県滋賀郡大津丸屋町(現在の大津市中央1丁目)に生まれた。父親は大津で時計商を営んでいたが、遊亀が10歳の時、土木事業を興す野望 ...

文展を離れ日本自由画壇の結成に参加した渡辺公観

2023/10/6  

渡辺公観「柳鷺図」滋賀県立美術館蔵 渡辺公観(1877-1938)は、大津鍵屋町(現在の大津市)に生まれた。父親は円満院門跡の侍医をつとめていた。円満院門跡は当時、大津における文化人の後援者的存在だっ ...

滋賀県美術作家協会の初代理事長をつとめた疋田春湖

2023/10/4  

疋田春湖「月ケ瀬」滋賀県立美術館蔵 疋田春湖(1891-1961)は、滋賀県膳所町(現在の大津市)に膳所藩士の子として生まれた。幼いころから画を好み、小学校卒業後、ちょうど京都から大津に移り住んでいた ...

春挙に学び師風とは異なる多様な作品を残した柴田晩葉

2023/10/2  

柴田晩葉「江州盆踊」 柴田晩葉(1885~1942)は、滋賀県大津市新町に生まれた。父の孟教は、江戸の昌平坂学問所に学んだ漢学者で、水野忠弘が朝日山藩に転封された際、藩の儒者として藩主に伴って近江を訪 ...




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