風景画

洋画研究所を開設し中信の洋画普及に貢献した宮坂勝

2022/2/4  

宮坂勝「スケート」 宮坂勝(1895-1953)は、南安曇野郡倭村(現在の松本市梓川)の酒造家の二男として生まれ、旧制松本中学校卒業後は、東京美術学校西洋画科に進学した。卒業後、大正12年に渡仏、アカ ...

一水会結成に参加した小山敬三と信州の一水会の画家

2022/2/2  

小山敬三「浅間山夕月」小諸市立小山敬三美術館蔵 昭和11年、二科会を退会した石井柏亭、有島生馬、安井曾太郎、山下新太郎、藤川勇造の5名に、硲伊之助、小山敬三、木下孝則、木下義謙が加わり、一水会が創立さ ...

高橋貞一郎ら信州の春陽会の画家

2022/1/31  

高橋貞一郎「ノートルダム寺院」市立岡谷美術考古館蔵 春陽会は大正11年、日本美術院洋画部を脱退した小杉未醒(放菴)、足立源一郎、倉田白羊、長谷川昇、森田恒友、山本鼎の6名と梅原龍三郎が創立会員、そして ...

日本水彩画会の創立に発起人として加わった小山周次

2022/1/18  

小山周次「白樺林」長野県立美術館蔵 日本水彩画会は、明治44年に没した大下藤次郎の「太平洋画会から独立した水彩画だけの展覧会を開催したい」という遺志を実現するかたちで、大正2年に創立された。同年開催さ ...

精巧な素描を残して23歳で夭折した倉田弟次郎

2021/12/24  

倉田弟次郎「農家庭先」木炭/紙 埼玉県立近代美術館蔵 倉田弟次郎(1870-1894)は、旧佐倉藩士で漢学者の倉田幽谷の第二子として埼玉県浦和に生まれた。本来立見姓だったが、父の幽谷が立見一族のなかの ...

洋画の手法を取り入れて和洋の調和を図った矢沢弦月

2021/12/11  

矢沢弦月「新秋」(左から「海」「里」「山」)長野県立美術館蔵 矢沢弦月(1886-1952)は、諏訪郡上諏訪村(現在の諏訪市)に生まれた。父は早くから諏訪で印刷業をはじめていたという。幼いころから利発 ...

大胆な風景描写で京都画壇で活躍した登内微笑

2021/12/11  

登内微笑「入日射す東尋坊」長野県立美術館蔵 東京神田紺屋町の古道具屋の家に生まれた登内微笑(1891-1964)は、2歳で母と死別し、父の郷里である手良村(現在の伊那市)で少年時代を過ごした。小学校卒 ...

大観・観山ら新派と対照的な画業を展開した赤羽雪邦

2021/12/11  

赤羽雪邦「阿呼詠詩」深志神社 赤羽雪邦「大西洋所見」 赤羽雪邦(1865-1928)は、東筑摩郡松本村並柳(現在の松本市並柳)の農家に生まれた。2、3歳の頃に父母を相次いで亡くし、母の実家で育てられた ...

将来を嘱望されながら放浪の末38歳で没した西郷孤月

2021/12/11  

西郷孤月「飛瀑」長野県立美術館蔵 旧松本藩士の家に生まれた西郷孤月(1873-1912)は、幼いころに家族で東京に移住し、神田神保町で育った。小学生時代からドイツ語を学び、卒業後は東京英語学校で英語を ...

明治の洋画壇に水彩画を定着させた丸山晩霞

2021/11/3  

丸山晩霞「八ヶ岳」長野県立美術館蔵 丸山晩霞(1867-1942)は、小県郡禰津村(現在の東御市)に生まれた。はじめ渋温泉の児玉果亭に師事して南画を学び、17歳で洋画家を志して上京、神田錦町にあった勧 ...




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