2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2023年9月11日 yuagari 浮世絵師 菱川師宣(1618-1694)hishikawa-moronobu 浮世絵の祖。生家は安房国保田の縫箔師。染織の下絵を描いて絵に親しみ、上方の版本や挿絵をはじめ、狩野派、土佐派、長谷川派などの既成様式を独習し、画技を磨いた。一枚摺の組物制作し、生前から浮世絵の祖と称された。肉筆画だけでな […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 杉村治兵衛(不明-不明)sugimura-jihee 赤穂浪士の一人である村松喜兵衛の養父の甥。活動期は延宝から元禄で菱川師宣と同時期。画風も師宣に近いが、比較的ふくよかな女性を描いている。組物ではなく一枚の図で完結する「一枚摺の浮世絵」の創始者とされる。 松浦シオリ画集 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2023年9月8日 yuagari 浮世絵師 鳥居清信(1664-1729)torii-kiyonobu 鳥居派の祖。大坂の女形役者だった父・鳥居清元と共に江戸の難波町に移住した。「役者絵」を浮世絵版画の重要な画題として確立させた。役者絵が圧倒的に多いが、美人画、武者絵も描いた。清信の創始した鳥居派は、役者の絵看板や芝居番付 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 鳥居清倍(1694?-1716?)torii-kiyomasu 初代鳥居清信の弟、あるいは息子と考えられる。黒摺絵や丹絵、漆絵に見られる画風は、鳥居派初代の清信の作風を継承しながらも、奔放な画風を特徴とした。美人画においては、清信の画風を受け継ぎながら、さらに洗練させている。清倍にも […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 鳥居清満(1735-1785)torii-kiyomitsu 二代鳥居清倍の門人。鳥居家の三代目当主。芝居看板、番付絵のほか、細判役者絵や草双紙の挿絵や美人画を多く手掛けた。鳥居派の様式を遵守しながらも、時代の好みに応じた細身の女性を描き人気を得た。門人に鳥居清長がいる。 松浦シオ […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 鳥居清広(不明-1776?)torii-kiyohiro 鳥居派の系譜では清満の門人とされるが、年齢を加味すると、実際に師事したのは二代清信か、二代清倍だと考えられる。鳥居派でありながら、役者絵よりも美人画に優れ、時代の風潮を映した細身で繊細な女性像を、溌剌と若々しく描いた。繊 […]
2023年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年9月8日 yuagari 浮世絵師 鳥居清政(1776-1817)torii-kiyomasa 鳥居清長の長男。15歳にして浮世絵界にデビューしたが、鳥居家の継承問題で、17歳の時に筆を絶った。 松浦シオリ画集 わたしを知らない Amazon プライム対象 ¥2,970 (2025年3月31日 01:16 GMT […]
2023年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年9月8日 yuagari 浮世絵師 鳥居清峰(1787-1868)torii-kiyomine 鳥居五代家元。鳥居三代の初代鳥居清満の孫。本名は庄之助。鳥居四代家元の清長に学び、文化頃に清峰と号し、のちに清満二代となった。清峰号の時は美人画を得意としたが、五代家元襲名後は、歌舞伎番付絵に専念した。 松浦シオリ画集 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 西川祐信(1671-1750)nishikawa-sukenobu 西川派の祖。京都の医師の家に生まれ、狩野永納、土佐光祐に学んだとされる。丸顔でなで肩の女性を描き人気で、京都随一の浮世絵師と称された。漢画大和絵の素養にたって、肉筆画にも多くの秀作を生み出し、京都、大坂のみならず、江戸の […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2023年9月8日 yuagari 浮世絵師 月岡雪鼎(1710-1787)tsukioka-settei 月岡派の祖。宝暦ころから天明寛政のころにかけて、上方の浮世絵・風俗画界は京都と大阪の二つの系統がみられるようになる。京都では円山応挙を祖とする円山四条派の系統、大阪では月岡雪鼎を祖とする一派が大きく流派を伝えた。雪鼎は近 […]
2023年10月2日 / 最終更新日時 : 2023年10月2日 yuagari 浮世絵師 月岡雪斎(不明-1839)tsukioka-sessai 関連記事:高田敬輔に学び風俗画家として大成した月岡雪鼎 画像提供:東京国立博物館 松浦シオリ画集 わたしを知らない Amazon プライム対象 ¥2,970 (2025年3月31日 01:16 GMT +09:00 時点 […]
2024年11月23日 / 最終更新日時 : 2024年12月7日 yuagari 浮世絵師 稲垣つる女(不明-不明)inagaki-tsurujyo 関連記事:作風から月岡雪鼎の門人と推測される稲垣つる女 松浦シオリ画集 わたしを知らない Amazon プライム対象 ¥2,970 (2025年3月31日 01:16 GMT +09:00 時点 – 詳細はこちら価格およ […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 懐月堂安度(1672-1743)kaigetsudo-ando 懐月堂派の祖。浅草諏訪町に住むの実力者で、菱川師宣や鳥居清信に私淑しながらも、独自のスタイルで遊女を描いた。安度の描く美人画は、安知、度範、度辰、度種、度知といった門人によってパターン化され、類型的な肉筆美人画が大量に制 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 懐月堂安知(不明-不明)kaigetsudo-anchi 懐月堂安度の門人。別号に長陽堂がある。門人の中でひとりだけ雅号に「安」を使っていることから、安度の子もしくは兄弟とみる説もある。安度の様式を踏襲した一人立美人図の肉筆画、丹絵、墨摺絵の一人立美人図の作例が多いが、安度の女 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 懐月堂度繁(不明-不明)kaigetsudo-dohan 懐月堂安度の門人。懐月堂工房で肉筆美人図や版画を手がけた。度種、度秀、度辰などのほかの安度門下と同様、安度美人を写したような類型的美人を描いている。 松浦シオリ画集 わたしを知らない Amazon プライム対象 ¥2,9 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 懐月堂度辰(不明-不明)kaigetsudo-doshin 懐月堂安度の門人。懐月堂工房で肉筆美人図や版画を手がけた。 松浦シオリ画集 わたしを知らない Amazon プライム対象 ¥2,970 (2025年3月31日 01:16 GMT +09:00 時点 – 詳細はこちら価格 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2025年1月16日 yuagari 浮世絵師 松野親信(不明-不明)matsuno-chikanobu 肉筆画を専門とし、懐月堂安度とほぼ同時代に活躍した。懐月堂様式の大柄な美人を描くとともに、独自の表現として柔和で笑いかけるような美人を描いた。古典に材をとる作品のあることや、絹本に良質の画材で描いたものもあることから、裕 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 宮川長春(1682-1752)miyagawa-choshun 宮川派の祖。土佐派を学んだと伝わり、格調高い画風を築いた。作品は肉筆画だけで版画には制作していなかったとみられる。多くの作品は遊郭の女性を題材としているが、懐月堂派の類型的な美人画とは異なり、花見や舟遊びなど、作品によっ […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 宮川春水(不明-不明)miyagawa-shunsui 宮川長春の門人。勝川春章の師。肉筆美人画を多く制作し、宮川一笑や宮川長亀など長春門人の画風を基調としながらも、より瀟洒で魅力的な美人を描いた。宮川派一門が、稲荷橋狩野家狩野春賀一門と抗争を起こし、宮川派が衰退の危機にされ […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 宮川一笑(1689-1779)miyagawa-issho 宮川長春の門人。師と同じく肉筆画のみを描き、美人画を得意とした。寛政頃から明和3年まで、伊豆新島へ遠島されていることが、近年あきからになった。 松浦シオリ画集 わたしを知らない Amazon プライム対象 ¥2,970 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 yuagari 浮世絵師 川又常行(1677-不明)kawamata-tsuneyuki 川又派の祖。錦絵誕生前には、版下絵を描かず、肉筆画に専念した絵師がおり、川又派もそのひとつだった。華奢な身体に華やかな装い、洗練された品のいい美人画や美人風俗画を手がけた。やつしの風俗画も多い。木挽町狩野家の狩野常信に学 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 川又常正(不明-不明)kawamata-tsunemasa 川又常行の門人。川又派は、版画や版本の制作が確認できず、肉筆画を専門とした流派のため、肉筆画が伝わっている。古典文学や逸話をテーマとした見立絵を得意とし、京都の人気絵師・西川祐信の影響を受けながら、上方の優美な表現を作風 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 奥村政信(1686-1764)okumura-masanobu 奥村派の祖。師宣、清信、懐月堂派に私淑し、しだいに独自を表現を確立、優美な美人画の様式を生み出した。版元・奥村屋を経営し、版画にさまざまな新規工夫を試みた。また、松月堂立羽不角に俳諧を習い、俳諧的素養を生かして、浮世絵に […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 奥村利信(不明-不明)okumura-toshinobu 奥村政信の高弟と思われる。息子・弟などの説もある。草双紙や細判の一枚絵を手がけており、政信の画風を継承している。美人、若衆の物売りを優美にはつらつと描いた作品が特徴的である。 松浦シオリ画集 わたしを知らない Amazo […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 西村重長(不明-1756)nishimura-shigenaga 江戸の通油町の地主。晩年、神田に転居して書肆(本屋)を営んだと伝えられる。師系は定かではないが、その画風から鳥居清信の影響を受け、西川祐信や奥村政信などの作風を吸収しながら独自のスタイルを確立したとみられる。画題としては […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 石川豊信(1711-1785)ishikawa-toyonobu 西村重長の門人とされる。江戸小伝馬町の宿糠屋に婿入りし、代々の俗称である七兵衛を襲名した。錦絵登場以前の紅摺絵の技法を用いて独自の美人画スタイルを完成させた。丸みを帯びた温和で品のいい女性像を描き、春信にも影響をあたえた […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 鈴木春信(1725-1770)suzuki-harunobu 吾妻錦絵創始。江戸神田白壁町に住んでいた。西村重長門とも西川祐信門ともいわれる。美人画、名所絵、武者絵など多様な題材の紅摺絵や水絵を制作した。吾妻錦絵の創始者として知られ、従来の素朴な技法から、一気に多色摺木版画が誕生し […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年12月7日 yuagari 浮世絵師 一筆斎文調(不明-不明)ippitsusai-buncho 石川幸元に学んだとされる。役者絵を得意とした。それまでの類似化された役者表現から、肖似性を取り入れた新しい役者絵を描き、勝川春章と双璧と並び称された。役者絵のほかに美人画もあり、「すがた八景」や「三六花撰」などの揃物が知 […]
2023年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 yuagari 浮世絵師 玉川舟調(不明-不明)tamagawa-shucho 一筆斎文調の門人。寛政から享和に活動した。 松浦シオリ画集 わたしを知らない Amazon プライム対象 ¥2,970 (2025年3月31日 01:16 GMT +09:00 時点 – 詳細はこちら価格および発送可能時 […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 yuagari 浮世絵師 北尾重政(1739-1820)kitao-shigemasa 北尾派の祖。江戸小伝馬町の書店・須原屋三郎兵衛の長男として生まれ、画を志して家業を弟に譲り、俗欲を追わずに悠然と作画に遊んだとされる。独学で画を学び、遊女や芸者を現実的な姿で描く独自の画風を確立させ、春信没後の浮世絵界を […]