葛飾応為(不明-不明)katsushika-oui

葛飾応為「夜桜美人図」

葛飾応為「夜桜美人図」

葛飾北斎の三女。生没年は不明だが北斎37歳の時の子だという説がある。堤派の絵師・南沢等明の妻となったが離縁となり、その後は再婚せず、北斎の助手をつとめながら浮世絵師として活動した。父に似て変わり者だったようで、任侠の気風を好み、女仙人になることを願っていたという。現在確認されている作品は少ないが、北斎が一目置くほどに画技に優れ、特に美人画を得意とした。北斎没後、数年して行方不明となった。