懐月堂安度(1672-1743)kaigetsudo-ando

懐月堂安度「遊女と禿図」

懐月堂安度「遊女と禿図」

懐月堂派の祖。浅草諏訪町に住むの実力者で、菱川師宣鳥居清信に私淑しながらも、独自のスタイルで遊女を描いた。安度の描く美人画は、安知、度範、度辰、度種、度知といった門人によってパターン化され、類型的な肉筆美人画が大量に制作された。また、懐月堂という絵屋を経営し、吉原帰りの客に遊女を描いた自作を売っていたという。正徳4年の絵島生島事件で黒幕として謀議したとされ、伊豆大島に流罪となったが、恩赦で江戸に戻った。

懐月堂安度(1672-1743)kaigetsudo-ando” に対して3件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。