稲垣つる女(不明-不明)は、肉筆美人画の作例を残す浮世絵師で、明和年間に大坂で活動したことが判明している。伝記が残っておらず経歴はまったく不明だが、その画風から月岡雪鼎の門人と推測されている。
稲垣つる女(不明-不明)いながき・つるじょ
つるともいう。字は千齢。画風から月岡雪鼎の門人と推測されているが、経歴は不明。雪鼎も描いた図様と同じ「人形遣図」が残っている。
参考:UAG美人画研究室(稲垣つる女)
大阪(44)-画人伝・INDEX
文献:近世大阪画壇、サロン!雅と俗:京の大家と知られざる大坂画壇