美人画・女性像

典雅清澄な人物表現が多くの愛好家に支持された小磯良平

2024/5/1  

小磯良平「和服の婦人像」姫路市立美術館蔵 小磯良平(1903-1988)は、兵庫県神戸市に生まれ、兵庫県立第二神戸中学校(現在の県立兵庫高校)に学んだ。同校には、上級生に古家新、田中忠雄、同級生に竹中 ...

生涯を通じて少女をモチーフとした三谷十糸子

2024/4/26  

三谷十糸子「猫と少女」兵庫県立美術館蔵 三谷十糸子(1904-1992)は、兵庫県加古郡(現在の高砂市)の医師の子として生まれた。兵庫県立第一高等女学校卒業後は女子美術専門学校(現在の女子美術大学)日 ...

京都洋画壇で活躍し広告画図案も手掛けた池田治三郎

2024/4/15  

池田治三郎「アサヒビールのポスター」 池田治三郎(1888-1966)は、兵庫県神戸市に生まれ、京都に出て関西美術院で鹿子木孟郎(参考)に学んだ。的確なデッサンと堅実なリアリズムを習得し、門下のなかで ...

大正期の大阪での女性画家ブームのなか、島成園らとともに多彩な活動をした岡本更園

2024/3/18  

岡本更園「初盆」 岡本更園(1895-不明)は、摂津国有馬郡名塩村(現在の兵庫県西宮市)に生まれた。姉が嫁いだ日本画家の岡本大更(参考)の家に寄寓し、16歳の時から義兄の更彩画塾で学んだ。大正3年に1 ...

妖艶で官能的な女性表現が注目された岡本神草

2024/3/15  

岡本神草「口紅」京都市立芸術大学芸術資料館蔵 岡本神草(1894-1933)は、兵庫県神戸市に生まれた。大正4年、京都市立美術工芸学校を卒業後、京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)に進学した ...

端正な女性像に回帰して帝展で注目された谷角日沙春

2024/3/13  

谷角日沙春「寵人」京都国立近代美術館蔵 谷角日沙春(1893-1971)は、兵庫県美方郡新温泉町諸寄に生まれた。小学校を出て父の回漕業を手伝い、その後も漁師や水手などをしながら画を独学した。20歳の時 ...

簡素な画面構成で存在感ある女性像を描いた寺島紫明

2024/3/11  

寺島紫明「爪」 寺島紫明(1892-1975)は、兵庫県明石市に生まれた。少年時代から文学に傾倒し、寺島玉簾のペンネームで「少年倶楽部」などの雑誌に応募し入選した。17歳で文学を志して上京したと思われ ...

栖鳳門下で美人画に独自の境地を開いた三木翠山

2024/2/26  

三木翠山「宇治川のほたるがり」 三木翠山(1887-1957)は、兵庫県加東郡社町(現在の加東市)に生まれた。幼いころから画を好み、同じ社町の三木南石に画の手ほどきを受け、望まれて三木家の養子となった ...

信濃橋洋画研究所で学び春陽展で活躍した秋口保波

2023/11/3  

秋口保波「ポロネの女」 秋口保波(1897-1976)は、滋賀県犬上郡青波村(現在の彦根市芹川町)に生まれた。滋賀師範学校を出て教職につき、約10年間教員生活のかたわら絵画グループで研究し、のちに大阪 ...

大正期の京都洋画壇で活躍した国松桂渓

2023/10/27  

国松桂渓「黄色マント着たる女」 国松桂渓(1884-1962)は、滋賀県栗太郎郡葉山村(現在の栗原町)に生まれた。中学校卒業後、京都に出て聖護院洋画研究所に入り浅井忠に師事し、その後、浅井忠を中心に創 ...




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