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文化・文政期を代表する上方浮世絵師・春好斎北洲
2025/1/6
春好斎北洲「一谷嫩軍記」 流光斎如圭、松好斎半兵衛以後の大坂役者絵は、文化末・文政期、天保期、嘉永・安政期に三分できる。隆盛期となる文化末・文政期を代表する絵師としては、松好斎の門人でのちに葛飾北斎に ...
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京都・大坂の二都で長く活動した有楽斎長秀
2024/12/27
有楽斎長秀「細伴合羽摺り三枚続」 有楽斎長秀(不明-不明)は、京都の人で、寛政年間後期から天保年間後期に活躍した。一時期大坂でも活動し、その際には錦絵も手掛けた。上方浮世絵師としては長い期間の作画が確 ...
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上方浮世絵の様式を定着させた松好斎半兵衛
2024/12/25
松好斎半兵衛「筑紫権六 嵐吉三郎」 大坂役者絵の特徴である美化や理想化を拒否した写実精神は、翠釜亭によって方向づけられ、流光斎如圭が確立し、流光斎の門人である松好斎半兵衛によって定着された。 松好斎半 ...
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上方役者絵の祖とされる流光斎如圭
2024/12/23
流光斎如圭「𫮾礎花大樹」小田家広間の場面 大坂における役者絵本は、安永9年に耳鳥斎が刊行した『絵本水や空』が最初とされるが、江戸ではすでに勝川春章(参考)・一筆斎文調(参考)合作による役 ...
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月岡雪鼎に学び肉筆美人画を得意とした桂宗信
2024/11/18
桂宗信「梅下美人図」大阪市立博物館蔵 桂宗信(1735-1790)は、月岡雪鼎の門に学び、肉筆美人画を得意とした。また、版刻画も手掛け、『狂歌五題集』『絵本三国志』『狂歌両節東街道』などが残っている。 ...
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延享から安永にかけて絵本挿絵に筆を揮った北尾辰宣
2024/11/15
北尾辰宣『女諸礼綾錦』から 月岡雪鼎と同時期にその影響の下に作画した画人に北尾辰宣(不明-不明)がいる。詳しい経歴は不明だが、延享から安永にかけての活躍が知られ、絵本挿絵に筆を揮った。 作品の署名部分 ...
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高田敬輔に学び風俗画家として大成した月岡雪鼎
2024/12/11
月岡雪鼎「唐美人画」奈良県立美術館蔵 月岡雪鼎(1710-1787)は、滋賀県蒲生郡大谷村(現在の日野町大谷)に生まれた。本姓は木田といい、号は信天翁、露仁斎などたくさんあるが、雪鼎がもっとも知られて ...
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風俗画の分野に新境地を開き、浮世絵の開祖と称された岩佐又兵衛
2024/12/11
岩佐又兵衛「花見遊楽図屏風」(部分) 岩佐又兵衛(1578-1650)は、大和絵と漢画を折衷したような独特の画風で風俗画の分野に新境地を開き、「浮世又兵衛」の異名をとり、一世を風靡した。浮世絵の祖、大 ...
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藩政期の金沢の景観や町人・武士たちの暮らしぶりを主題にした挿絵を描いた巌如春
2023/2/10
巌如春「七夕」(儀式風俗図繪より)金沢大学附属図書館蔵 巌如春(1868-1940)は、金沢市竪町の浮世絵師の家に生まれた。巌家は、祖父・父の二代続けて御用槍師を営んでいたが、父の甚蔵は廃藩によって槍 ...
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松浦守美や尾竹三兄弟が手がけた越中富山の売薬版画
2022/9/7
左:「明烏雪之曙」尾竹国一(尾竹越堂)右:「東都名所新吉原日本堤衣紋阪曙」松浦守美 富山町(現在の富山市)とその周辺地域は、江戸時代から売薬業が盛んで、日本一の産地だった。売薬商人は、販路拡大のために ...
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美人画を通して明治中期の女性風俗を描いた楊洲周延
2024/12/14
楊洲周延〔真美人〕十二「団扇を持って踊る婦人」 越後高田藩の江戸詰藩士の子として江戸に生まれた楊洲周延(1838-1912)は、はじめ歌川国芳の門人となり、国芳の没後は役者絵で人気だった豊原国周に師事 ...
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戯作者として知られた浮世絵師・墨川亭雪麿
2022/4/4
墨川亭雪麿「三味線を引く美人図」東京国立博物館蔵提供:東京国立博物館 墨川亭雪麿(1797-1856)は、越後国高田藩の江戸詰藩士の子として江戸に生まれた。藩主・榊原政養に仕えるかたわら、喜多川歌麿の ...
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信州松本に流寓した江戸の人気浮世絵師・抱亭五清
2024/12/14
左:抱亭五清「花籠と美人図」、右:「蛍狩り二美人図」 抱亭五清(不明-1835)は、葛飾北斎の門人で、北斎の下絵を描いていたとされる。当時、北斎門下の絵師たちは腕のたつものばかりだったが、そのなかでも ...
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昭和の役者絵に新時代を築いた名取春仙
2024/12/11
名取春仙「二世中村鴈治郎-紙屋政兵衛」 名取春仙(1886-1960)は、山梨県中巨摩郡明穂村(現在の南アルプス市)に生まれたが、生後間もなく父の事業の失敗により一家で東京に移り住んだ。幼いころから絵 ...
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山梨県内に多くの肉筆画を残した浮世絵師・中澤年章
2021/7/5
中澤年章「見立雪月花之内 五條橋の月」 山梨県巨摩郡布施村(現在の中央市)に生まれた中澤年章(1864-1924)は、22歳の時に上京して浮世絵師・月岡芳年に師事した。どのような経緯で芳年に入門したの ...
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館林を中心に東毛地方に多くの絵馬を残した北尾重光
2021/7/5
北尾重光「大工図」館林市赤城神社当時の人々のくらしや生業の様子を描いた生業図は、北尾重光の絵馬の特徴のひとつで、かつての人々の生活の実情をうかがい知ることができる。 江戸に生まれた北尾重光(1814- ...