山水・真景

上伊那の橋本雅邦門下・白鳥白駒と桃沢如水

2021/11/15  

白鳥白駒「秋景山水図」 信州の画家としては、菱田春草、西郷孤月、赤羽雪邦のほか、上伊那の白鳥白駒、桃沢如水も開校当初の東京美術学校で学んでいる。白駒と如水の二人は、橋本雅邦の門下生として、北宗画の筆遣 ...

児玉果亭の画系を継いで大成した小坂芝田

2021/10/15  

小坂芝田「春秋山水図」 小坂芝田(1872-1917)は、上伊那郡小沢村(現在の伊那市)に生まれた。生家は藩政時代からの手習師匠(読み書きを教える寺小屋の師匠)で、曽祖父の慎独斎は能書家で、祖父の永眠 ...

渋温泉を拠点に明治南画壇で活躍した児玉果亭

2021/10/13  

児玉果亭「烟霞呑吐図」山梨県立美術館蔵 児玉果亭(1841-1913)は、松代藩領沓野村渋温泉(現在の山ノ内町)に生まれた。生家は、「松坂屋」という屋号の商店を経営するかたわら、農業も行なっていた。果 ...

清貧に徹し飄々とした画家人生を送った長井雲坪

2021/10/11  

長井雲坪「秋山群猿」 長井雲坪(1833-1899)は、越後国蒲原郡沼垂町(現在の新潟市)の代々医師の家に生まれた。12、3歳頃から地元の塾で読み書きを学び、その後、近くに住む医師・大倉良庵のところに ...

柳沢文真、加藤半渓ら佐久・上田の南画家

2021/10/8  

柳沢文真「商山四皓之図」 柳沢文真(1832-1915)は、南佐久郡桜井村(現在の佐久市)に生まれた。父の柳沢文叔は谷文晁に師事した南画家で、文真も8歳のころから谷文晁に師事し、文晁没後はその子・文二 ...

伊那谷の漂泊画人・原蓬山

2021/9/27  

原蓬山「残楓の図」 原蓬山(1823-1876)は、下伊那郡清内路村(現在の阿智村)に生まれた。12、3歳で島田村の八幡宮別当神宮寺の松溪住職に預けられ、読み書きを習った。寺の近くに佐竹蓬平の門人だっ ...

木曽の近世画人・馬籠宿の蜂谷蘭洲

2021/9/17  

蜂谷蘭洲「清溪煎茶図」 蜂谷蘭洲(1756-1840)は、信濃国木曽郡神坂村馬籠(現在は岐阜県中津川市)に生まれた。幼いころから画が好きで、青年になって伊勢山田の画僧・月僊について学んだ。山水や人物を ...

山梨に疎開後は中央画壇から離れた近藤乾年

2021/7/5  

近藤乾年「岩燕」 近藤乾年(1894-1984)は、南画家・近藤東来(1850-1925)の子として大阪市江戸堀に生まれた。父の東来は旅に生きた絵師で、それゆえに乾年は小学校を15回も転校したという。 ...

岡倉天心、横山大観らの渡米に同行した河内雅渓

2021/7/5  

河内雅渓「昇仙峡之図」山梨県立美術館蔵 山梨県北巨摩郡韮崎町(現在の韮崎市)に生まれた河内雅渓(1873-1943)は、明治27年に上京して橋本雅邦に師事し、東京美術学校日本画科に入学した。しかし明治 ...

雪舟画に傾倒し雪舟様作品を多く描いた鶴田機水

2021/7/5  

鶴田機水「蜜画金溪図」山梨県立美術館蔵 明治22年に東京美術学校が開校すると、山梨県下からも同校で学ぶものが出てきた。石和町(現在の笛吹市石和)出身の鶴田機水(1874-1914)は、山梨県尋常中学校 ...




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