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紀州の野呂介石に学び大雅風を描いた画僧少林
2024/11/4
少林「青緑山水図」 少林(不明-1835)は、大坂の北中島小松村久昌院の住持で「少林山人」とも呼ばれた。紀州の野呂介石に画を学び、介石を通じて池大雅風の南画を学んだと思われる。詳しい経歴は不明だが、文 ...
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大黒天1000枚を描くことを請願した画僧・古磵
2024/6/3
古磵「袋かつぎ大黒天図」 かつて天平文化、あるいは中世文化の舞台となった南都・奈良だが、近世・奈良に描かれた絵画作品を見出そうとすると、その多くが京都をはじめとした来遊画人の手によるものである。 奈良 ...
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井伊直弼の墓守に生涯をささげた彦根藩士・遠城謙道
2023/8/14
遠城謙道 右:画賛「夏は又…」、左:画賛「三百年大祭典」 遠城謙道(1823-1901)は、彦根藩士の鉄砲足軽の子として生まれた。謙道が藩の足軽をつとめていた38歳の時、幕府の大老もつとめていた彦根藩 ...
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放浪に生きたもうひとりの近江蕪村・横井金谷
2023/7/24
横井金谷「蜀道積雪図」大津市歴史博物館蔵 放浪の画人で「近江蕪村」と称された浄土宗の僧・横井金谷(1761-1832)の生涯を知るうえで参考になるのが、金谷が自ら著した『金谷上人御一代記』である。同書 ...
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伊藤若冲に学び梅図を得意とした画僧・維明周奎
2023/5/24
維明周奎「月下白梅・旭日雪梅図」高浜町郷土資料館蔵 維明周奎(1731-1808)は、若狭高浜に生まれ、幼くして京都の相国寺に出家入堂し、のちに相国寺第115世をつとめた臨済宗の僧で、画人としても知ら ...
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狂画をもって知られた福井藩の居合術師範・高畠夢蝶
2023/5/22
「福井藩十二カ月年中行事絵巻」7月 福井市立郷土歴史博物館蔵 高畠夢蝶(不明-不明)は、江戸後期の福井藩士で、福井藩の居合い師範の家に生まれた。藩の居合術師範をつとめるかたわら諸芸をよくし、なかでも狂 ...
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越前曾我派の始祖とされる墨溪
2023/4/10
墨溪「達磨像」真珠庵蔵 越前国(福井県)は元来、室町幕府の三菅領家のひとつである斯波氏が守護だったが、斯波氏の内紛に乗じて重臣の朝倉敏景が守護の座を奪い、本居を黒丸から一乗谷に移し、以後5代約100年 ...
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江戸時代中期に活躍した武人画家・矢田四如軒
2022/12/14
矢田四如軒「秘岩摩図」金沢市真行寺蔵 矢田四如軒(1718-1794)は、加賀藩の年寄衆前田土佐守家の家老・矢田唯幻の二男として生まれ、兄が病死したため家督を継ぎ、前田土佐家の家老をつとめた。画につい ...
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上尾に私立聖堂を建立した飯山の画僧・武田雲室
2021/8/30
武田雲室「梅花図」 武田雲室(1753-1827)は、飯山愛宕町の浄土真宗本願寺派三枝山光蓮寺で武田恵隋の長男として生まれた。光蓮寺は、武田信玄の弟・武田信繁の孫にあたる武田正善が開基したと伝えられて ...
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狩野派の柳沢吉里と南蘋派の柳沢伊信
2021/7/5
柳沢吉里「武田二十四将図」柳沢文庫蔵中央上部に武田信玄、その下に信玄の主要な家臣を描いている。 柳沢吉保は、宝永6(1709)年に将軍綱吉が没すると、家督を子の吉里に譲り、以後は江戸駒込の六義園で隠居 ...