画僧・武人

遍歴と隠遁に終始した上州の画僧・風外慧薫

2020/12/15  

風外慧薫「布袋図」 上野国碓氷郡土塩村(現在の群馬県安中市松井田町)に生まれた風外慧薫(1568-1654頃)は、幼いときに近くの禅寺に預けられたのが縁で禅僧となり、子持村(現在の渋川市)の雙林寺で長 ...

宇都宮出身説がある関東水墨画を代表する画僧・祥啓

2020/7/15  

祥啓「山水図」東京国立博物館蔵画像提供:東京国立博物館 https://webarchives.tnm.jp/ 関東に本格的な水墨画をもたらした鎌倉五山建長寺の画僧・祥啓(不明-不明)は、はじめ同じ建 ...

水戸光圀が招いた中国明の禅僧・東皐心越

2019/11/18  

東皐心越「涅槃図」祇園寺蔵 東皐心越(1639-1695)は、明末曹洞宗の禅僧で、延宝5年、政治的混乱を避けて長崎に来航し、長崎興聖寺の明僧・澄一の招請を受けて同寺に住んだが、清の密偵との嫌疑を受けて ...

雪村に院体画法を伝えた常陸太田の耕山寺の僧・性安

2019/11/14  

図1:性安「蟹図」栃木県立博物館蔵 図2:雪村「葛花、竹に蟹図」群馬県立近代美術館蔵 性安(不明-不明)は、雪村と関係の深い常陸国太田村(現在の常陸太田市)の耕山寺の僧で、江戸期の画譜類には祥啓に学ぶ ...

建長寺の僧となりのちに常州水戸に住んだ長柳斎(可卜)

2019/11/13  

長柳斎「巣父図」神奈川県立歴史博物館蔵 祥啓の門弟のひとりに、建長寺の僧となり、のちに常州水戸に住んだ長柳斎(不明-不明)がいる。最初の画史といわれる『丹青若木集』によると、祥啓とその周辺の系譜のなか ...

関東に本格的な水墨画をもたらした室町時代の画僧・祥啓

2019/11/12  

祥啓「山水図」根津美術館蔵 祥啓(不明-不明)の出自については不明な点が多く、生まれは真壁郡下館(現在の筑西市)とも常陸小田(現在のつくば市)ともされ、野州宇都宮の画家丸良氏の子として、現在の栃木県宇 ...

庄内地方を代表する画僧・市原円潭

2020/4/26  

市原円潭「閻魔王宮八大地獄図(十王図)」3幅のうち左幅部分 鶴岡・常念寺蔵 酒田の商家に生まれた市原円潭は、幼いころから絵に興味を示し、15歳で江戸に出て、24歳から28歳まで狩野探淵守真のもとで狩野 ...

山形県で最も早く名前が登場する画人・郷目貞繁

2020/4/26  

郷目貞繁「神馬図絵馬」(重文)天童市・若松寺蔵奉納銘に「観音御宝前 奉納馬形 旦那郷目右京進妻女菩薩故也 寒河江内郷目右京進貞繁(花押)干時永禄六年葵亥九月十八日」とあることから、永禄6年に画家自身が ...

肥後の画僧・豪潮と宇土藩主・細川月翁

2019/7/21  

豪潮「文殊菩薩騎獅図」 肥後出身の天台宗の高僧・豪潮(1749-1835)は、書画もよくした。豪潮は天台宗の僧だが、その画題には、禅宗的(釈迦三尊や羅漢図)なものが多くみられる。これは豪潮が交友した珍 ...

宮本武蔵ら余技の画人

2019/7/21  

伝宮本武蔵「芦雁図屏風」 肥後熊本藩をおさめていた加藤家や細川家は、全国的にも有名な大名であり、文化的な素養も備えていた。そのため、著名な学者や兵法者を周辺に集め、また自然に集まりもした。加藤家におけ ...

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