美人画・女性像

大正期の大阪での女性画家ブームのなか、島成園らとともに多彩な活動をした岡本更園

2024/3/18  

岡本更園「初盆」 岡本更園(1895-不明)は、摂津国有馬郡名塩村(現在の兵庫県西宮市)に生まれた。姉が嫁いだ日本画家の岡本大更(参考)の家に寄寓し、16歳の時から義兄の更彩画塾で学んだ。大正3年に1 ...

妖艶で官能的な女性表現が注目された岡本神草

2024/3/15  

岡本神草「口紅」京都市立芸術大学芸術資料館蔵 岡本神草(1894-1933)は、兵庫県神戸市に生まれた。大正4年、京都市立美術工芸学校を卒業後、京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)に進学した ...

端正な女性像に回帰して帝展で注目された谷角日沙春

2024/3/13  

谷角日沙春「寵人」京都国立近代美術館蔵 谷角日沙春(1893-1971)は、兵庫県美方郡新温泉町諸寄に生まれた。小学校を出て父の回漕業を手伝い、その後も漁師や水手などをしながら画を独学した。20歳の時 ...

簡素な画面構成で存在感ある女性像を描いた寺島紫明

2024/3/11  

寺島紫明「爪」 寺島紫明(1892-1975)は、兵庫県明石市に生まれた。少年時代から文学に傾倒し、寺島玉簾のペンネームで「少年倶楽部」などの雑誌に応募し入選した。17歳で文学を志して上京したと思われ ...

栖鳳門下で美人画に独自の境地を開いた三木翠山

2024/2/26  

三木翠山「宇治川のほたるがり」 三木翠山(1887-1957)は、兵庫県加東郡社町(現在の加東市)に生まれた。幼いころから画を好み、同じ社町の三木南石に画の手ほどきを受け、望まれて三木家の養子となった ...

信濃橋洋画研究所で学び春陽展で活躍した秋口保波

2023/11/3  

秋口保波「ポロネの女」 秋口保波(1897-1976)は、滋賀県犬上郡青波村(現在の彦根市芹川町)に生まれた。滋賀師範学校を出て教職につき、約10年間教員生活のかたわら絵画グループで研究し、のちに大阪 ...

大正期の京都洋画壇で活躍した国松桂渓

2023/10/27  

国松桂渓「黄色マント着たる女」 国松桂渓(1884-1962)は、滋賀県栗太郎郡葉山村(現在の栗原町)に生まれた。中学校卒業後、京都に出て聖護院洋画研究所に入り浅井忠に師事し、その後、浅井忠を中心に創 ...

高田敬輔に学び風俗画家として大成した月岡雪鼎

2023/10/3  

月岡雪鼎「唐美人画」奈良県立美術館蔵 月岡雪鼎(1710-1787)は、滋賀県蒲生郡大谷村(現在の日野町大谷)に生まれた。本姓は木田といい、号は信天翁、露仁斎などたくさんあるが、雪鼎がもっとも知られて ...

煌びやかな人物表現を展開した高光一也

2023/3/31  

高光一也「フードの女Ⅰ」石川県立美術館蔵 高光一也(1907-1986)は、金沢市専称寺の住職の子として生まれ、石川県立工業学校図案絵画科に学んだ。同校卒業後は金沢市内の小学校の美術教師をしながら制作 ...

第二紀会(現在の二紀会)を創立するなど戦後の日本洋画壇をリードした宮本三郎

2023/3/27  

宮本三郎「婦女三容」小松市立宮本三郎美術館蔵 宮本三郎(1905-1974)は、小松市の農家に生まれ、旧制小松中学校に入学したが2年で中退し、画家を志して兄の住む神戸を経て上京、川端画学校洋画部に入学 ...




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