美人画・女性像

第二紀会(現在の二紀会)を創立するなど戦後の日本洋画壇をリードした宮本三郎

2023/3/27  

宮本三郎「婦女三容」小松市立宮本三郎美術館蔵 宮本三郎(1905-1974)は、小松市の農家に生まれ、旧制小松中学校に入学したが2年で中退し、画家を志して兄の住む神戸を経て上京、川端画学校洋画部に入学 ...

金城画壇展に情趣あふれる美人画を発表した紺谷光俊

2023/9/28  

紺谷光俊「化粧」培広庵コレクション 紺谷光俊(1890-1945)は、金沢市に生まれ、はじめ高村右暁に画の手ほどきを受け、大正初期から数年間京都に出て山元春挙に師事し、文展にも入選して中央画壇でも認め ...

文展を離れて日本自由画壇の結成に参加し、女性像を中心に自由な表現を試みた広田百豊

2023/9/28  

広田百豊「桜美人」培広庵コレクション 広田百豊(1876-1955)は、石川県江沼郡山中村(現在の加賀市)に生まれ、石川師範学校卒業後は小学校の教師をつとめ、30歳余りで校長となったが、画業に専念する ...

妖艶で頽廃美漂う画風を展開し、画壇の悪魔派と呼ばれた北野恒富

2023/9/28  

北野恒富「暖か」滋賀県立美術館蔵 北野恒富(1880-1947)は、金沢市に生まれ、小学校卒業後に新聞の版下を彫る彫刻師をしていたが、画家を志して17歳の時に大阪に出て、金沢出身で歌川派の流れを汲む浮 ...

明治期に東京美術学校で学んだ石川県出身の日本画家

2023/2/3  

室野素月(琢磨)「春宵」東京藝術大学藝術資料館蔵 明治期に東京美術学校で学んだ石川県の日本画家としては、金沢出身の岡本秋石(1868-1940)が、明治22年の同校開校と同時に第1回生として入学してい ...

友禅の下絵描きから日本画家に転身し意欲的に活動していたが41歳で没した越田香秋

2023/1/16  

越田香秋「美人酔興図」 越田香秋(1883-1925)は、金沢市百々女木町(現在の金沢市宝町)に生まれた。はじめ友禅の下絵を描いていたが、画家として立つ決心をして中浜松香の門に入り本格的に修業をはじめ ...

女性洋画家の草分けの一人として活躍した峰村リツ子

2022/6/24  

峰村リツ子「女の肖像」新潟市美術館蔵 新潟市沼垂で味噌の醸造業を営む家に生まれた峰村リツ子(1907-1995)は、高等女学校を卒業後、大正14年頃に上京し、太平洋画会研究所に学んだ。昭和3年から二科 ...

少女向けの抒情画家として名を高めた蕗谷虹児

2022/5/30  

蕗谷虹児「阿蘭陀船」 蕗谷虹児(1898-1979)は、新潟県新発田市出身の両親の駆け落ち先(水原町と推測されている)で生まれた。父が20歳、母が15歳の時だった。父親は地方新聞の記者をしていたが、酒 ...

美人画を通して明治中期の女性風俗を描いた楊洲周延

2023/9/28  

楊洲周延〔真美人〕十二「団扇を持って踊る婦人」 越後高田藩の江戸詰藩士の子として江戸に生まれた楊洲周延(1838-1912)は、はじめ歌川国芳の門人となり、国芳の没後は役者絵で人気だった豊原国周に師事 ...

戯作者として知られた浮世絵師・墨川亭雪麿

2022/4/4  

墨川亭雪麿「三味線を引く美人図」東京国立博物館蔵提供:東京国立博物館 墨川亭雪麿(1797-1856)は、越後国高田藩の江戸詰藩士の子として江戸に生まれた。藩主・榊原政養に仕えるかたわら、喜多川歌麿の ...




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