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UAG美術家研究所

江戸時代を中心に全国各地で活動していた画家を調査して都道府県別に紹介しています。ただいま近畿地方を探索中。

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雑誌「明星」の表紙画で絶大な人気を博した一條成美

2024/12/7  

一條成美(1877-1910)は、東筑摩郡神林村(現在の松本市神林)に生まれた。生家は資産家だったが、父の放蕩のために財産を失い、幼少の頃に北信濃の篠井に移住した。その後、松本中学に入学するが、1、2 ...

黒澤映画の衣裳考証でも名を高めた歴史画家・江崎孝坪

2021/12/13  

江崎孝坪(1904-1963)は、上伊那郡高遠町(現在の伊那市高遠)に生まれた。小学生のころから絵を描くことが好きで、14歳の頃に小学校を中退して上京、日本橋にある呉服の小物問屋・細田につとめ、風呂敷 ...

台湾の美術振興につとめた郷原古統と木下静涯

2021/12/11  

日本統治時代(1895~1945)の台湾には、教育者として渡った信州人も多く、昭和2年(1927)に創設された台湾美術展では池上秀畝や矢沢弦月らが審査員をつとめるなど、芸術家も多く台湾を訪れている。そ ...

洋画の手法を取り入れて和洋の調和を図った矢沢弦月

2021/12/11  

矢沢弦月(1886-1952)は、諏訪郡上諏訪村(現在の諏訪市)に生まれた。父は早くから諏訪で印刷業をはじめていたという。幼いころから利発で、尋常小学校を卒業後は、母校の代用教員をつとめていたが、14 ...

大胆な風景描写で京都画壇で活躍した登内微笑

2021/12/11  

東京神田紺屋町の古道具屋の家に生まれた登内微笑(1891-1964)は、2歳で母と死別し、父の郷里である手良村(現在の伊那市)で少年時代を過ごした。小学校卒業後は、農業を手伝っていたが、絵ばかり描いて ...

琳派の近代化に挑んだ佐野光穂

2022/3/30  

下高井郡中野町(現在の中野市)の街の中心部のごく限られた地区に、明治12年、菊池契月、町田曲江、金井一章と3人の日本画家が生まれた。3人は同じ小学校に通い、ともに渋温泉の児玉果亭のもとで学んだ後、京都 ...

西洋古典美術の研究を深め仏教美術に回帰した町田曲江

2021/12/11  

町田曲江(1879-1967)は、下高井郡中野町(現在の中野市)の雑貨商を営む家に生まれた。少年の頃から、小学校の同級生だった菊池契月、金井一章らとともに渋温泉の児玉果亭に学んだが、家族に画家になるこ ...

京都画壇で契月様式の人物画を確立した菊池契月

2024/12/11  

菊池契月(1879-1955)は、下高井郡中野町(現在の中野市)に生まれた。小学校の同級生に、後にともに画家を目指すことになる町田曲江と金井一章がいた。3人とも比較的裕福な家庭だったこともあり、契月の ...

25歳で夭折した新進の武者絵画家・長谷川石峯

2021/12/11  

長谷川石峯(1879-1904)は、下伊那郡喬木村阿島に生まれた。長谷川家は代々阿島に居住した同地方屈指の豪農で、明治維新後、父は戸長をつとめ、製糸業をはじめたが没落したと伝わっている。石峯は、幼いこ ...

新村龍翠ら荒木寛畝に学んだ信州の日本画家

2021/12/11  

新村龍翠(1866-1939)は、上伊那郡平出村(現在の辰野町)に生まれた。幼いころから絵筆を握り、26歳で上京し荒木寛畝に師事した。寛畝のもとでは、南北合派を学び、花鳥に徹し、次第に頭角をあらわした ...

伝統的な画風で色彩豊かな花鳥画を描いた池上秀畝

2021/12/11  

池上秀畝(1874-1944)は、上伊那郡高遠町(現在の伊那市高遠)の紙商兼小間物屋の二男として生まれた。祖父休柳も父秀花も絵を描いており、祖父・父ともに家業は番頭にまかせて趣味三昧の生活を送っていた ...

上伊那の橋本雅邦門下・白鳥白駒と桃沢如水

2021/12/11  

信州の画家としては、菱田春草、西郷孤月、赤羽雪邦のほか、上伊那の白鳥白駒、桃沢如水も開校当初の東京美術学校で学んでいる。白駒と如水の二人は、橋本雅邦の門下生として、北宗画の筆遣いや西洋画的描法などを学 ...

大観・観山ら新派と対照的な画業を展開した赤羽雪邦

2021/12/11  

赤羽雪邦(1865-1928)は、東筑摩郡松本村並柳(現在の松本市並柳)の農家に生まれた。2、3歳の頃に父母を相次いで亡くし、母の実家で育てられた。幼いころから仙石翠淵の画塾で学び、小学校卒業後は京都 ...

将来を嘱望されながら放浪の末38歳で没した西郷孤月

2021/12/11  

旧松本藩士の家に生まれた西郷孤月(1873-1912)は、幼いころに家族で東京に移住し、神田神保町で育った。小学生時代からドイツ語を学び、卒業後は東京英語学校で英語を、知神学校で美術を学んだ。15歳の ...

新しい時代にふさわしい日本画を模索した菱田春草

2024/12/14  

下伊那郡飯田町(現在の飯田市)に生まれた菱田春草(1874-1911)は、飯田学校(現在の飯田市立追手町小学校)高等科を卒業後、15歳で画家を志して上京、狩野派の結城正明に1年間日本画の基礎を学び、翌 ...

歌麿以来の妖艶な美人画だと人気を博した富岡永洗

2024/12/11  

富岡永洗(1864-1905)は、埴科郡松代町(現在の長野市松代)に、松代藩士・富岡判六の長男として生まれた。酒井雪谷に学び奇雪と号していた父に、幼いころから絵の手ほどきを受け、漢学は同藩の坂本寛平に ...

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昭和59年(1984)、田中一村(1908-1977)が奄美大島で没して7年後、NHK教育テレビ「日曜美術館」で「黒潮の画譜~異端の画家・田中一村~」と題して一村の画業が紹介され、大きな反響を呼んだ。 ...

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室町水墨画の最高峰・雪舟

岡山の画家として最初に名前が出るのは、室町水墨画壇の最高峰に位置する雪舟等楊(1420-1506)である。狩野永納によって編纂された『本朝画史』によると、雪舟の生誕地は備中赤浜(現在の総社市赤浜)で、 ...

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