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幕末の長崎三画人、鉄翁祖門・木下逸雲・三浦梧門
2021/7/18
左:木下逸雲「梅花小禽雪山水図」右:木下逸雲「桃花源図」 来舶四大家のひとり江稼圃は、文化元年から6年頃まで来日し、弟の江芸閣とともに長崎の南画興隆の基礎をつくった。さらに続いて来日した徐雨亭、王克三 ...
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肥前佐賀藩の絵師たち
2021/7/24
葉山朝湖「楼閣山水図屏風」佐賀県立博物館蔵 肥前佐賀藩においては、初代藩主・鍋島勝茂、三代・綱茂、八代・治茂の代に比較的多くの絵師の名前がみられる。しかし、藩御用絵師の世襲、または門人らによる画風の継 ...
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福岡南画壇の育ての親と称される中西耕石
2021/7/8
中西耕石「山水図」 福岡県の近代南画の先駆者としては、福岡南画壇の生みの親とも育ての親とも称される中西耕石(1807-1884)が挙げられる。耕石は、遠賀川河口の貿易港として江戸時代に栄えた芦屋に生ま ...
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鳥取ゆかりの近世南画家
2021/7/9
左:塔然「冬景山水図」、中:塔然「松下人物図」、右:越寛一「鯉図」 米子の漁師の家に生まれ、のちに大山寺に入って僧となった嗒然(1796-1861)は、独学で画法を修得し、「嗒然の千枚書き」と称される ...
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鳥取藩の学制改革につとめた正墻適処とその高弟・山内篤処
2021/7/9
正墻適処「山水図」 鳥取藩の藩医の子として生まれた正墻適処(1818-1875)は、はじめ建部樸斎に経学を学び、のちに江戸、大坂に出て学を修め、多くの文人と交流した。詩文を好み、書画をよくし、温雅な作 ...
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鳥取南画の祖・赤山水の建部樸斎
2021/7/9
建部樸斎「山水図」 鳥取で最初に南画を描いたのは、鳥取藩西舘藩士・建部樸斎(1769-1838)とされる。樸斎は、家督を継いだ24歳頃から経学を修め、書を学び、画をよくした。師系は明らかではないが、詩 ...
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谷文晁の実弟・島田元旦
2021/7/9
島田元旦「雪中山水図」 谷文晁(1763-1840)の実弟として生まれた谷元旦(1778-1840)は、鳥取藩江戸留守居役を務めていた島田図書の養子となり、島田家を継いで島田と改姓した。15歳離れた兄 ...
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島根を代表する近代南画家、西晴雲と木村棲雲
2021/7/9
木村棲雲「秋溪泛舟」 島根を代表する明治期の南画家としては、西晴雲(1881-1963)と木村棲雲(1885-1967)が挙げられる。西晴雲は、上京して吉嗣拝山に南画を学んだが、当時の南画界の動向に不 ...
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備中から移り住み画塾を開いた塩田銕香と出雲の門人
2024/12/21
塩田銕香「天保九如」 備中(岡山県)に生まれた塩田銕香(1850-1889)は、26歳の時に出雲を訪れて以来、この地に住み、画塾を開いて画技の指導をした。このため出雲市近辺では絵画に対する眼識を開いた ...
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出雲地方に南画鑑賞の土壌を培った田能村直入と出雲の門人
2021/7/9
田能村直入「梅花書屋図」白潟天満宮蔵 江戸後期になると、出雲・石見地方でも文人趣味の機運が起こり、この地を訪れる南画家を歓心を持って迎え、揮毫を依頼したり、漢詩や南画の指導を受けたりした。尾張の南画家 ...
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出雲を訪れた風外禅師に学んだ横山雲南(黄仲祥)
2021/7/9
横山雲南(黄仲祥)「楼閣山水図」 出雲地方には白隠慧鶴禅師(1685-1768)の筆による書画がいくつか伝来している。松江市の天倫寺に伝わる「出山釈迦図」「大応・大燈・関山国師図」などで、いずれも白隠 ...
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竹田系作品鑑定の第一人者・田中柏陰と門人
2025/2/24
田中柏陰「渓山楼閣図屏風」 竹田系作品鑑定の第一人者としても知られた田中柏陰(1866-1934)は、静岡の漆器商の家に生まれ、17歳で京都に出て田能村直入に師事、竹田・直入の画風を受け継ぎ、濃彩の山 ...
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地質学・植物学を導入して描いた高島北海
2021/7/9
高島北海「長門峡真景図」毛利博物館蔵 萩藩医の家に生まれた高島北海(1850-1931)は、幼いころから画を好み、雪舟や渡辺崋山の画法を研究した。また、西欧文化の影響を受けてフランス語の勉強を志し、地 ...
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雪舟の後継者・雲谷派の系譜
2021/7/9
雲谷等顔「群馬図屏風」 雲谷派のはじまりは、長州藩を治めていた毛利輝元が、原治兵衛直治(のちの雲谷等顔)に雪舟のアトリエだった雲谷庵と雪舟筆「山水長巻」を与え、雪舟流の正統を継ぐように命じたことに起因 ...
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福原五岳と尾道の画人
2025/1/14
福原五岳「山水図」 京都で池大雅に学び、大坂で多くの門人を育て画壇に大きな影響を及ぼした南画家・福原五岳(1730-1799)は、生まれ故郷である尾道にしばしば帰郷し、絵画の指導にあたった。尾道の豪商 ...
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福山藩の住吉派・村片相覧と藩主・阿部正精
2021/7/9
村片相覧「高士幽棲図」 福山藩主の阿部氏は代々、学問、文芸、芸術などを積極的に奨励し、藩主自らも風雅を好み、画を描いた。なかでも三代阿部正右(1724-1769)、四代阿部正倫(1745-1805)、 ...