日本画家

広大な土地を自ら耕し自給自足の生活を理想とした京都大原の画仙人・小松均

2023/9/27  

小松均「赤富士」 山形県大石田町に生まれた小松均(1902-1989)は、画家を志して18歳の時に上京、新聞配達をしながら川端画学校に通って日本画を学んだ。大正13年第4回国画創作協会展に入選、これが ...

橋本雅邦に学び禅的作品を多く描いた加藤雪窓

2021/7/6  

加藤雪窓「漁夫図」本間美術館蔵 秋田県本庄市に生まれた加藤雪窓は、幼いころに父母を失い、11歳の時から祖父に育てられた。絵は10歳のころから小室怡々斎に手ほどきを受け、書を大越関石に学んだ。祖父は雪窓 ...

日本画革新の旗手であり、故郷を想うロマンチストでもあった福田豊四郎

2021/7/6  

福田豊四郎「六月の森」 秋田県北部の鉱山の町・小坂に生まれた福田豊四郎(1904-1970)は、15歳で画家を志し、17歳で東京の日本画家・川端龍子に師事した。2年後には、龍子の勧めで京都に行き土田麦 ...

秋田の風物を軽妙な筆致で描いた館岡栗山

2021/7/6  

館岡栗人「かまくら」 館岡栗山(1897-1978)は、馬川村(現在の五城目町)の農家に生まれ、秋田師範に入ったが病弱だったため1年たらずで中退、京都に出て、昭和3年から近藤浩一路に師事した。昭和8年 ...

秋田の田園風俗を描いた高橋萬年

2021/7/6  

高橋萬年「雀小屋」 秋田市に生まれた高橋萬年(1897-1956)は、16歳で上京し、寺崎広業に師事した。健康を損ねて1年半で帰郷するが、広業からは、画材の扱い方や線に対する厳しい態度を学んだ。帰郷後 ...

写実と装飾性が一体となった新境地を確立した平福百穂

2021/7/6  

平福百穂「獅子図」六曲一双屏風(右隻) 左隻 平福穂庵の子として角館に生まれた平福百穂(1877-1933)は、父に絵の手ほどきを受けていたが、13歳の時に父が死去、その4年後に上京して川端玉章に師事 ...

終生日本画の近代化に尽くした寺崎広業

2023/9/28  

寺崎広業「美人読書図」 秋田に生まれた寺崎広業(1866-1919)は、はじめ郷里の狩野派・小室怡々斎に師事し、ついで角館出身で東京に出ていた四条派の平福穂庵の勧めで上京し穂庵に師事、穂庵の帰郷後も東 ...

現代的感覚の新しい日本画として高い評価を集めた太田聴雨

2023/9/27  

太田聴雨「星を見る女性」東京国立近代美術館蔵 明治29年仙台市二日町に生まれた太田聴雨は、東京で印刷工として働いていた父を頼って14歳で上京、上野桜木町の四条派の日本画家・内藤晴州の内弟子となった。し ...

岩手初の美術団体「彩友会」を創設した葛江月

2021/7/6  

葛江月「写生室ノ概景」 盛岡に生まれた葛江月(1880-1918)は、地元の中学を中退して上京、翌年東京美術学校日本画科に入学した。卒業後は盛岡に戻り、中学の図画教師をつとめながら制作活動をおこない、 ...

新潟の豪商別邸で板戸絵が発見された旧派の実力者・佐藤紫煙

2021/7/6  

佐藤紫煙「鷲図」 現在の岩手県一関市に生まれた佐藤紫煙(1873-1939)は、16歳で上京し、水沢出身の菅原竹侶、ついで滝和亭に師事した。日本美術協会、正派同志会、日本画会などで役員や審査員をつとめ ...




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