画人伝・高知

絵描きの金蔵

2024/12/11  

弘瀬洞意(絵金)「美人図」 江戸で駿河台狩野に学ぶ機会を得た、土佐の髪結いの息子・金蔵は、わずか3年で「洞意」の号を得て帰郷し、土佐藩家老桐間家の御用絵師をつとめた。腕もたち、人気にも恵まれた若き狩野 ...

土佐唯一の土佐派・滝口国成と諸派の画人

2021/7/9  

滝口国成「衣川の戦双幅」 近世の土佐では、藩の御用絵師は狩野派がつとめ、知識人の間では南画が広まっていた。そのためか、その他の流派はきわめて少ない。記録にある画人としては、土佐光貞に学んだ滝口国成(不 ...

池添楊斎と池添一族

2021/7/9  

土佐藩の御用絵師・池添楊斎(1791-1841)は、弘瀬洞意(絵金)の師匠として知られている。池添家は代々絵を描いており、楊斎の養父・池添美光は江戸に出て駿河台狩野四代・狩野洞春美信の門に学び、藩の絵 ...

河鍋暁斎の師・前村洞和と土佐の狩野派

2021/7/9  

前村洞和「天女図」 江戸で仕えた土佐藩の絵師のうち、前村洞和と荒木寛畝は土佐の生まれではない。前村洞和(不明-1841)は、江戸に生まれ、駿河台狩野で学び江戸土佐藩の御用絵師をつとめた。江戸で洞和に学 ...

駿河台狩野と土佐の狩野派

2021/7/9  

土佐藩の御用絵師である村上家は、狩野探幽やその弟子たちに学んできた。近世土佐の狩野派随一の画人と称された近藤洞簫(1653-1693)も、村上家に入門し狩野派を学んだのち、江戸に出て探幽の養子である駿 ...

土佐の初期画人

2021/7/9  

約400年前に竣工された高知城の三の丸内部は、狩野派と長谷川派の絵師たちによって装飾されたことが伝わっている。そのうちの大広間上段や松の間の装飾は、土佐在住の狩野派の画人・高島孫右衛門が手掛けたものと ...




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