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江戸時代を中心に明治中頃くらいまでに活動していた各地の画家を調査し、都道府県別に紹介しています。ただいま近畿地方を探索中。

渋温泉を拠点に明治南画壇で活躍した児玉果亭

2021/10/13  

児玉果亭「烟霞呑吐図」山梨県立美術館蔵 児玉果亭(1841-1913)は、松代藩領沓野村渋温泉(現在の山ノ内町)に生まれた。生家は、「松坂屋」という屋号の商店を経営するかたわら、農業も行なっていた。果 ...

清貧に徹し飄々とした画家人生を送った長井雲坪

2021/10/11  

長井雲坪「秋山群猿」 長井雲坪(1833-1899)は、越後国蒲原郡沼垂町(現在の新潟市)の代々医師の家に生まれた。12、3歳頃から地元の塾で読み書きを学び、その後、近くに住む医師・大倉良庵のところに ...

柳沢文真、加藤半渓ら佐久・上田の南画家

2021/10/8  

柳沢文真「商山四皓之図」 柳沢文真(1832-1915)は、南佐久郡桜井村(現在の佐久市)に生まれた。父の柳沢文叔は谷文晁に師事した南画家で、文真も8歳のころから谷文晁に師事し、文晁没後はその子・文二 ...

長尾無墨ら高遠の南画家

2021/10/5  

長尾無墨「百雁図」 長尾無墨(1832-1894)は、高遠藩士の子として生まれ、学問を父と藩の儒者・中村元恒に学んだ。漢学の素養があり詩文にも長じ、特に絵画を得意とし、田能村竹田に私淑して多くの作品を ...

伊那谷の漂泊画人・原蓬山

2021/9/27  

原蓬山「残楓の図」 原蓬山(1823-1876)は、下伊那郡清内路村(現在の阿智村)に生まれた。12、3歳で島田村の八幡宮別当神宮寺の松溪住職に預けられ、読み書きを習った。寺の近くに佐竹蓬平の門人だっ ...

飯田藩主堀家のお抱え絵師・島高麿

2021/9/20  

左:島高麿「高砂尉姥図」、右:島高麿「人物像」 島高麿(1791-1871)は、伊那郡南山村(現在の泰阜村)に生まれた。飯田藩主堀家のお抱え絵師として国詰で飯田城につとめ、日常は、城中の障壁画の新規画 ...

四条派の師風を守った関長年

2021/9/17  

関長年「草廬三顧」 信濃国下高井郡松川村(現在の中野市松川)の豪商の家に生まれた関長年(1813-1877)は、20歳の時に江戸に出て四条派の大西椿年に師事し、師の一字をもらい「長年」と号した。26歳 ...

木曽の近世画人・馬籠宿の蜂谷蘭洲

2021/9/17  

蜂谷蘭洲「清溪煎茶図」 蜂谷蘭洲(1756-1840)は、信濃国木曽郡神坂村馬籠(現在は岐阜県中津川市)に生まれた。幼いころから画が好きで、青年になって伊勢山田の画僧・月僊について学んだ。山水や人物を ...

晩年は世相を風刺した妖怪画を多く描いた高井鴻山

2021/9/13  

高井鴻山「妖怪山水図」 高井鴻山(1806-1883)は、上高井郡小布施村(現在の小布施町)に生まれた。生家は江戸初期以来の旧家で、商業を営み、京都九条家及び諸藩の御用達をつとめていた。鴻山は15歳の ...

古曳盤谷門下の三筆、藤森桂谷・窪田松門・丸山素屋

2025/2/26  

藤森桂谷「南瓜之図」 古曳盤谷は松本の飯田町に寄寓し、医業のかたわら南画や漢詩文の家塾を開き、多くの門人を育てた。主な門人としては、啓蒙運動家として活動し、国民教育の先覚者でもあった藤森桂谷、自由民権 ...

中信地方に南画を本格的に紹介した古曳盤谷

2021/9/8  

古曳盤谷「三皇・楼閣山水図」(三幅対) 古曳盤谷(1807-1885)は、伯耆国会見郡榎大谷(現在の米子市榎原)に生まれた。父盤嶺は医者で儒者だったが、文武両道に秀でており、盤谷は父から医術、漢学のほ ...

松本に多くの作品を残した勤皇画人・浮田一蕙

2021/9/6  

浮田一蕙「婚怪草紙」(部分) 松本地方の近代日本画の発展には、県外から来た2人の勤皇画人も重要な役割を果たした。ひとりは、2度にわたり京都から訪れた復古大和絵の浮田一蕙で、もうひとりは、伯耆国(鳥取県 ...

松本における近代日本画の基礎を築いた仙石翠淵

2021/9/3  

仙石翠淵「養蚕の図」 仙石翠淵(1801-1885)は、筑摩郡埴原村(現在の松本市中山)に生まれた。生家は、胡桃澤膏薬本舗として近郷に知られていた。幼いころから書画を好み、独学で画を学んだが、49歳の ...

信州松本に流寓した江戸の人気浮世絵師・抱亭五清

2024/12/14  

左:抱亭五清「花籠と美人図」、右:「蛍狩り二美人図」 抱亭五清(不明-1835)は、葛飾北斎の門人で、北斎の下絵を描いていたとされる。当時、北斎門下の絵師たちは腕のたつものばかりだったが、そのなかでも ...

飯山で児玉果亭ら多くの門人を育てた佐久間雲窓

2021/8/31  

佐久間雲窓「花鳥図」(双幅) 佐久間雲窓(1801-1884)は、飯山藩士の家に生まれ、その後、藩の吟味役をつとめた。幼いころから画を好み、30歳頃、藩主の参勤交代に随行して江戸に上り、許可を得て谷文 ...

上尾に私立聖堂を建立した飯山の画僧・武田雲室

2021/8/30  

武田雲室「梅花図」 武田雲室(1753-1827)は、飯山愛宕町の浄土真宗本願寺派三枝山光蓮寺で武田恵隋の長男として生まれた。光蓮寺は、武田信玄の弟・武田信繁の孫にあたる武田正善が開基したと伝えられて ...

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