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戯画の領域で特異な活動を行なった耳鳥斎
2024/12/20
耳鳥斎(不明-不明)は、大坂難波橋の近くに住んでいた町人で、酒造業や骨董商を営んでいたと伝わっている。画を好み、安永から寛政年間にかけて作画し、軽妙洒脱な肉筆画を多く残している。絵本類の作も多いが、安 ...
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多数の版本挿絵を手掛け肉筆画も残した松川半山
2024/12/18
松川半山(1818or1822-1882)は、大坂立売堀の狂歌師・鬼拉亭力丸の子として生まれた。画は菅松峰に学び、のちに岡田玉山、丹羽桃渓に私淑した。主に版本挿絵を手掛け、多数の著書がある。また、肉筆 ...
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幕末大坂戯作界の第一人者で自ら挿絵も描いた暁鐘成
2024/12/16
暁鐘成(1793-1860)は、大坂西横堀で代々醤油醸造業を営む和泉屋に生まれた。『金毘羅参詣名所図会』や『西国三十三所名所図会』などの名所図会をはじめ、読本、洒落本、滑稽本から狂歌、随筆まで広範な分 ...
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なにわ風景版画の先駆的存在・竹原春朝斎
2024/12/13
近世大坂において風景版画が盛んになるのは嘉永・安政期からで、そのきっかけとなったは、諸名所を描きそれに説明文を加えるという「名所図会」の登場だったとされる。最初の「名所図会」は、安永9年に刊行された京 ...
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表具師を生業としその傍ら主に蛙を描いた松本奉時
2024/12/11
松本奉時(不明-1800)は、大坂の江戸堀に住み、表具師を生業とした。天明6年に見た瑞夢を契機に、多くの書画を収集して「奉時清玩帖」などの画帖に仕立て、自らも絵筆を執り、蝦蟇図のほか、花卉や山水を描い ...
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大胆な構図の人物像を描いた玉手棠洲と中井藍江の門人
2024/12/9
玉手棠洲(1795-1871)は、中井藍江に師事し、山水人物を得意とした。常に酒を飲んで泥のようだったといい、そのため酔仙人と称された。住居は転々としていたようで、天保頃は堂島、老松町、嘉永頃は中之島 ...
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中井藍江に学び写生にも力を注いだ林文波
2024/12/6
林文波(1786-1845)は、はじめ蔀関月に師事し、その後、関月の門人である中井藍江に学んだ。山水花鳥を得意とし、また写生にも力を注ぎ、与謝蕪村を敬愛したという。写生派の画家だが、琳派写しの人物画「 ...
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雪舟や中国画を研究して一家を成した中井藍江
2024/12/4
中井藍江(1766-1830)は、はじめ蔀関月に師事し、のちに自ら雪舟をはじめ中国の李龍眠や牧谿の画を研究し、四条派の写生風も加味して一家を成した。また、中井竹山の門に詩文を学び、余技として茶を嗜んだ ...
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蔀関月に学び風俗人物画を得意とした丹羽桃渓
2024/12/2
丹羽桃渓(1760-1822)は、蔀関月に画を学び、風俗人物画を得意とした。また、版刻の精細な挿絵も多く手掛けた。享和2年版の『浪華なまり』には流行画人の一人として挙げられており、画名は高かったと思わ ...
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月岡雪鼎の門を出て蔀派を形成した蔀関月
2024/11/29
蔀関月(1747-1797)は、はじめ月岡雪鼎に学び、のちに自ら和漢の名蹟を研究して一家を成した。画域は幅広く、雪鼎風の美人画をはじめ、雪舟や狩野派、中国画の影響を思わせる山水画や花鳥画なども残してい ...
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作風から月岡雪鼎の門人と推測される稲垣つる女
2024/12/11
稲垣つる女(不明-不明)は、肉筆美人画の作例を残す浮世絵師で、明和年間に大坂で活動したことが判明している。伝記が残っておらず経歴はまったく不明だが、その画風から月岡雪鼎の門人と推測されている。 稲垣つ ...
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絵本挿絵を多数手掛け自ら読本も書いた速水春暁斎
2024/11/25
速水春暁斎(1767-1823)は、岡田玉山に画を学び、版刻の絵本挿絵を多く手掛け、また自ら読本も書いた。『武江年表』には、享和年間の活躍画人として取り上げられ「春暁斎は画人なれども自ら著述の読み本数 ...
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近世刻版密画の開祖とされる岡田玉山
2024/11/22
岡田玉山(不明-不明)は、月岡雪鼎の門に学び、風俗人物を得意とし、花鳥山水も描いた。当時の上方における絵本挿絵の第一人者で、緻密で大胆な描写を打ち出して表現の新境地を開き、近世刻版密画の開祖とされてい ...
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山水の小景を鑑賞する占景盤が評判となった墨江武禅
2024/11/20
墨江武禅(1734-1806)は、舟運業者が集住していた大坂の船町に住み、上荷船の運航に携わっていたが、のちに天目釜彫物を学び、彫金を手掛けた。さらに月岡雪鼎に画を学び、宋元の古蹟を研究して一家をなし ...
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月岡雪鼎に学び肉筆美人画を得意とした桂宗信
2024/11/18
桂宗信(1735-1790)は、月岡雪鼎の門に学び、肉筆美人画を得意とした。また、版刻画も手掛け、『狂歌五題集』『絵本三国志』『狂歌両節東街道』などが残っている。これらの絵本類の刊行は明和から安永、天 ...
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延享から安永にかけて絵本挿絵に筆を揮った北尾辰宣
2024/11/15
月岡雪鼎と同時期にその影響の下に作画した画人に北尾辰宣(不明-不明)がいる。詳しい経歴は不明だが、延享から安永にかけての活躍が知られ、絵本挿絵に筆を揮った。 作品の署名部分に「擅画」あるいは「浪花擅画 ...