
五葉亭広信「中村玉七の熊谷と翫雀の敦盛」
五葉亭広信(不明-不明)は、五粽亭広貞の門人で、嘉永4年頃から明治5年頃までの作画が確認されている。役者絵や絵入根本挿絵などを手掛け、多くの作品を残している。広信の役者絵は時代の流れに即して、全身像で描かれた作品がほとんどで、役者の身体を破綻なく描きとめている。
五葉亭広信(不明-不明)ごようてい・ひろのぶ
大坂の人。五粽亭広貞の門人。姓は木下。五葉亭、五蒲亭、白水、白水斎、東林、芦野家などと号した。嘉永4年頃から明治5年頃まで活躍し、とくに文久年間あたりの作品は技巧的な彫摺表現で仕上げられている。
大阪(71)-画人伝・INDEX
文献:上方の浮世絵-大坂・京都の粋と技