海外で活動

松山忠三「豊作」 青森県の洋画家で最も早く海外に渡ったのは、水彩画家の松山忠三（1880-1954）とされる。松山は、北津軽郡板柳町の大地主の家に生まれた。生家は、津軽随一の大長者といわれた井筒屋の別 ...

小柳正「サーカスの家族」 １９２０年から３０年代のパリには、伝統を学び、新しい思潮を吸収するため、世界各国から芸術家たちが集まっていた。そんなパリで生活し創作を続ける芸術家たちのことを総称して「エコー ...

宮城与徳「月光像」 １９４２（昭和１７）年、ソビエト連邦のスパイ組織による日本国内での情報活動が発覚し、各メディアは「ゾルゲ事件」としてセンセーショナルに報道した。この事件の首謀者は、ドイツ人を父に、 ...

塩月桃甫「舞子」 宮崎県西都市に生まれた塩月桃甫（1886-1954）は、宮崎師範学校を出て東京美術学校に進んだ。卒業後は大阪の浪華小学校、松山の師範学校で教師をつとめ、松山では、高浜虚子ら文人と交流 ...

伊達孝太郎「少女」 宮崎における最初の本格的洋画家は、伊達孝太郎（1878-1964）とされる。伊達は、宮崎県高岡町に生まれ、宮崎師範学校を卒業後、旧制小、中学校で図画教師をつとめていたが、明治３５年 ...