学者・研究者

富山県展創立に尽力した杉山司七、長島勝正

2022/11/11  

荒谷直之介「水郷(十二町潟)」 昭和21年、杉山司七、長島勝正、荒谷直之介、小坂勝人、村井辰夫、紺谷英儀らが中心となり、富山県美術文化協会が発足、同年第1回富山県展が開催された。 県展創立に大きな役割 ...

横山大観、菱田春草らを率いて新日本画の創造運動を推進した岡倉天心

2021/7/6  

岡倉天心「驢馬と人物」 明治10年代、東京大学の教師として招かれた米国人アーネスト・フェノロサは、日本美術の優秀性を強調し、伝統的狩野派の様式に西洋画を折衷した新しい日本画を作り出そうとした。その頃、 ...

日本初の株式会社の設立を画策して毒殺された北斎門下の洋学者・本間北曜

2021/7/6  

本間北曜「黒船図」本間美術館蔵 酒田の本間家分家に生まれた本間北曜は、天保13年、出羽矢島藩の小番郡八の養子となり藩主に従って江戸へ上るが、翌年出奔して離縁になった。この頃、小石川巣鴨の根付師・山口友 ...

人生の大半を旅に暮らし各地で得た見聞や体験を日記や地誌に描き残した菅江真澄

2021/7/6  

『菅江真澄遊覧記』5-18 牡鹿の寒風(文化7年7月から翌正月までの日記)この日記には、男鹿大地震の様子が記録されている。正月は宮沢(若美町)で迎え、なまはげの様子を説明している。 三河国で生まれた菅 ...

秋田蘭画の誕生と平賀源内

2021/7/6  

西洋婦人像 平賀源内 神戸市立博物館蔵 江戸中期になると、蘭学と密接に結びついた和洋折衷の洋風画が、長崎、京坂、江戸、須賀川、秋田など各地で展開されるようになった。そのなかでも、秋田藩士・藩主らによっ ...

近世最大の鳥類図譜『堀田禽譜』を編さんした堀田正敦

2021/7/6  

堀田禽譜のうち「朝鮮おしどり」 提供:東京国立博物館 仙台藩六代藩主・伊達宗村の八男として仙台に生まれた堀田正敦は、近江の堅田藩主・堀田正富の養子となり、その後佐野に国替えとなり、佐野藩主をつとめた。 ...

仙台藩御用絵師から学者に転身した佐久間洞巌

2021/7/6  

佐久間洞巌「東坡汲水図」 仙台藩御用絵師を代々つとめていた佐久間家の四代目・佐久間洞巌は、元禄4年1月に仙台城二の丸の奥方造営に参加し、御用絵師として順調なスタートを切ったかにみえたが、前年に従者を無 ...

北方防衛を生涯の仕事とした儒者・大原呑響

2021/7/6  

大原呑響「渓山帰樵図」賛は菅茶山 大原呑響(1761頃-1810)は、北方問題に生涯を捧げた儒者であり、画人としても優れた作品を残し、蠣崎波響や大原呑舟らを育てている。画において特定の師はいなかったよ ...

津軽各地の情景を描いた儒者・百川学庵

2021/7/6  

百川学庵「鏡池春景之図」弘前市立博物館蔵 儒者の家系に生まれた百川学庵(1799-1849)は、儒学、詩文にすぐれ、画は江戸で谷文晁に学んだ。学庵の父親・百川玉川は、江戸で太田錦城に学び、21歳で藩校 ...

蝦夷地を訪れてアイヌ風俗を記録した菅江真澄と小林豊章

2021/7/6  

小林豊章画、桂川甫周写「蝦夷草木図」国立国会図書館蔵 アイヌ風俗の記録としては、絵師によるアイヌ絵だけではなく、菅江真澄のように旅行者が旅先の光景を描き留めたり、蝦夷地を訪れて「蝦夷草木図」を著した小 ...




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