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阿波の住吉派・渡辺広輝と門下三傑
2022/8/20
渡辺広輝「東方朔図」渡辺広輝「竹に鶏図」 大名の御用絵師といえば狩野派が圧倒的に多かったが、阿波の蜂須賀家では南画家の鈴木芙蓉を登用したり、江戸後期になると好んで住吉派を召し抱えたりした。住吉派は、室 ...
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紀伊の大和絵師・岩瀬広隆
2022/8/19
岩瀬広隆 左:大楠公笠置山参内図、右:松風村雨図 岩瀬広隆は京都で生まれ、20代前半には「菱川清春」の名で、菱川師宣五代目を自称し、多くの版本挿画を手掛ける浮世絵師として京都で活躍した。若くして才能を ...
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尾張の復古大和絵派、森村冝稲とその門人
2024/12/30
森村冝稲「鵜飼の図」 尾張の復古大和絵派は、祖とされる田中訥言、それを受け継いだ渡辺清、森高雅、さらに日比野白圭、木村金秋らに続き、森村冝稲とその門人たちによって引き継がれた。 森村冝稲(1871-1 ...
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尾張の復古大和絵派、日比野白圭・木村金秋の門人たち
2024/12/30
森高雅の門人の中でも多くの弟子を育てたのが、日比野白圭(1825-1914)と木村金秋(1833-1917)である。白圭は、はじめ竹田景甫に学び、ついで鈴村景山の門に入り、さらに森高雅に従って土佐派を ...
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尾張の復古大和絵派、森高雅の門人たち
2024/12/30
尾張において渡辺清とともに土佐派を広めたのが森高雅(1791-1864)である。高雅ははじめ吉川一渓に狩野派を、ついで中林竹洞に南画を学び、さらに喜多川歌麿(参考)・葛飾北斎(参考)に師事した牧墨僊に ...
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復古大和絵派の祖・田中訥言
2024/12/30
田中訥言「源義家雁行乱知伏兵図」名古屋市博物館蔵 江戸時代後期、平安時代以来の伝統を持つ大和絵の古典を学び、大和絵を復興しようとした画家たちを、後の時代に「復古大和絵派」と称した。その先駆者が尾張出身 ...