日本画家

東京に出て学んだ岡山の日本画家

2023/9/26  

大林千萬樹「胡笳の声」 岡山の日本画家は京都で学ぶものが多かったが、伝統的絵画の革新が急速に行なわれた東京に出て学ぶものもいた。富岡永洗、鏑木清方に師事して江戸期の歴史風俗に取材した美人画を多く描いた ...

京都で学んだ岡山の日本画家

2021/7/9  

木村丈夫「流木」 小野竹喬(1889-1979)、池田遙邨(1895-1988)に代表される岡山の京都派だが、ほかにも石井金陵に南画を学び、のちに京都に出て山元春挙に師事した高橋秋華(1878-195 ...

小野竹喬、池田遙邨ら、栖鳳門下の岡山の日本画家たち

2021/7/25  

小野竹喬「宿雪」 四条派は岡山出身の岡本豊彦の画系を中核に発展した。豊彦の門人である塩川文麟、さらにその門人の幸野楳嶺と続き、楳嶺のあとを受け、明治30年代以降の京都の指導者として君臨したのは楳嶺門下 ...

日本画革新運動の中での愛媛出身の日本画家

2021/7/9  

高橋周桑「文楽吉田栄三」 明治も20年代になると、岡倉天心、フェノロサらの提唱により東京美術学校が開設され、日本美術院が創立されるなど、「新日本画」を標榜する革新運動が活発になっていった。京都における ...

円山四条派の流れを汲む伊予の画人

2021/7/9  

左:松本仙挙「鬼ケ城山之図」、右:河崎蘭香「東台の春」 森田樵眠によって伝えられた円山四条派の流れは、伊予の地に広まっていった。東宇和郡野村町に生まれた松本仙挙(1880-1932)は、京都市立美術工 ...

描かれた坂本龍馬、膨大な数の龍馬像を残した公文菊僊

2021/7/9  

左:公文菊僊「坂本龍馬像」、右:吉永梅里「坂本龍馬像」 坂本龍馬のブームはたびたび起こっているが、最初の大きなブームは、自由民権運動期の明治16年、坂崎紫瀾が坂本龍馬を主人公にした小説「汗血千里駒」を ...

土佐美術協会、土陽美術会の発足

2023/9/27  

左:山岡米華「秋渓覓句図」高知県立美術館蔵右:乾南陽「源氏物語」土佐山内家宝物資料館蔵 西欧絵画が広まるなか、明治初期の高知の日本画は、徳弘董斎、河田小龍、種田豊水、名草逸峰らがそれぞれ後進の指導にあ ...

紀伊の近代・日高昌克ら個性的な画家を輩出

2023/9/28  

日高昌克「草」 徳川御三家として栄えた紀伊の地では、紀伊狩野を中心とした御用絵師の系譜が長く続いたが、従来の絵画に飽きたらず新しい表現を探った儒者・祇園南海らを始祖とした南画家の登場や、様々な師系や独 ...

画壇を代表する多くの日本画家を輩出

2023/9/26  

川合玉堂「鵜飼」東京藝術大学蔵 岐阜の代表的日本画家としては、愛知に生まれ岐阜に移り住んだ川合玉堂(1873-1957)をはじめ、恵那の前田青邨(1885-1977)、岐阜の川崎小虎(1886-197 ...

虎図の大橋翠石と岐阜の動物画家

2022/8/16  

虎図 大橋翠石 多くの画家たちが京都画壇を目指すなか、大垣の大橋翠石(1865-1945)は東京に出て渡辺小華に師事し南画を学び、その後、動物画を研究し、特に虎図では写実に徹した独自の画法を確立した。 ...




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