
曾我直庵「松柏に鷹図屏風」(左隻部分)福井県立美術館蔵
桃山時代を代表する画派としては、狩野永徳率いる狩野派を中心に、狩野派とは異なる視点で清新でみずみずしい画風をかかげた長谷川等伯の長谷川派、水墨画を基調とした力強く厳格な画風を特徴とした海北友松の海北派、雪舟様式を忠実に伝承し雲谷庵を再興した雲谷等顔の雲谷派、それに曾我蛇足の末裔を自称した曾我直庵の曾我派などが活躍した。
曾我派は、越前(現在の福井県)の豪族・朝倉家の庇護を受けて活動していた地方絵師の一派で、朝倉家の滅亡とともに消滅したが、天正期のはじめころ、曾我直庵が新しい支援者を求めて泉州堺(現在の大阪府)に移り再興した。とくに漢画の雄渾な筆法による鷹や鶏を得意とし、子の二直庵も父の画風を引き継ぎ江戸初期に活躍したが、流派としての活動は江戸時代前期にとどまっている。
曾我直庵(不明-不明)そが・ちょくあん
→桃山時代に泉州堺で新たな曾我派を興した曾我直庵
京都(70)-画人伝・INDEX
文献:日本美術会画全集11、日本美術全集10







