画人伝・大阪 浮世絵師

天保の改革後の上方浮世絵界を代表する五粽亭広貞

五粽亭広貞「日蓮上人御法海」

五粽亭広貞「日蓮上人御法海」

五粽亭広貞(不明-不明)は、画系は不明だが、初代歌川国貞の門人という説もある。天保の改革以後の上方浮世絵界を代表する絵師で、弘化4年頃から嘉永6年頃に活動し、主に役者絵を描いた。はじめは大首絵が中心だったが、嘉永3年頃からは、ひとつの上演につき表情豊かに役者を描いた大首絵と背景まで詳細に描き込んだ全身図を手掛ける場合が出てくる。

五粽亭広貞(不明-不明)ごそうてい・ひろさだ
大坂の人。画系は不明。五粽亭、広貞と称した。また印の中に小西五長とするものもある。嘉永年間を中心に弘化から文久にかけて活躍した。国貞の門人かと思われ、五蝶亭貞広と同一人物である可能性が指摘されている。

大阪(69)-画人伝・INDEX

文献:近世大阪画壇、上方の浮世絵-大坂・京都の粋と技




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