yuagariart

江戸時代を中心に明治中頃くらいまでに活動していた各地の画家を調査し、都道府県別に紹介しています。ただいま近畿地方を探索中。

昭和期の官展で活躍した新潟の日本画家

2022/6/8  

岩淵芳華「少女競射」 昭和期の官展(帝展、新文展、日展)で活躍した新潟出身の日本画家としては、佐々木林風、岩田正巳、三輪晁勢をはじめ、南画家の白倉嘉入、横尾深林人のほか、岩淵芳華、村山徑らがいる。 岩 ...

昭和前期に官展で活躍した新潟の南画家・白倉嘉入と横尾深林人

2022/6/6  

白倉嘉入「連山雲烟」 昭和前期に官展(帝展、新文展、日展)に出品した新潟出身の主な南画家としては、ともに小室翠雲に学び、ともに日本南画院の同人をつとめた白倉嘉入と横尾深林人がいる。 新発田市出身の白倉 ...

写実に抽象的構成を統合させた画風を展開した三輪晁勢

2023/9/28  

三輪晁勢「泳影」京都国立近代美術館蔵 三輪晁勢(1901-1983)は、新潟県三島郡与板町(現在の長岡市)に生まれた。父三輪大次郎が小山正太郎の不同舎に学んだ洋画家だったことから、幼少期から画に親しん ...

大和絵新興運動を興し大和絵に近代的な感覚を取り入れた岩田正巳

2022/6/1  

岩田正巳「写真」 岩田正巳(1893-1983)は、新潟県南蒲原郡裏館村(現在の三条市)に眼科医の長男として生まれた。教養人だった父は、医業のかたわら漢詩をたしなみ、愛山と号して水墨画を描いていた。正 ...

少女向けの抒情画家として名を高めた蕗谷虹児

2022/5/30  

蕗谷虹児「阿蘭陀船」 蕗谷虹児(1898-1979)は、新潟県新発田市出身の両親の駆け落ち先(水原町と推測されている)で生まれた。父が20歳、母が15歳の時だった。父親は地方新聞の記者をしていたが、酒 ...

児童画の芸術的地位を高めるために「日本童画家協会」の結成に参加した川上四郎

2022/5/27  

川上四郎「木の葉の旅」 新潟県古志郡上組村(現在の長岡市)に生まれた川上四郎(1889-1983)は、長岡中学校を卒業後に上京、東京美術学校西洋画科に入学して藤島武二らに学んだ。上級生に岡本一平、池辺 ...

森鴎外の短編小説「天寵」のモデルとなった宮芳平

2022/5/25  

宮芳平「聖夜」練馬区立美術館蔵 宮芳平(1893-1971)は、新潟県北魚沼郡堀之内村(現在の魚沼市)に生まれた。生家は、呉服商を営んでおり、旦那衆と呼ばれる家柄だったが、生活は質素だったという。小学 ...

大正から昭和にかけての新興美術運動の旗手として活躍した矢部友衛

2022/5/23  

矢部友衛「裸婦」 日本における新興美術運動は、大正から昭和にかけて盛り上がりをみせ、既存の美術団体に満足できない美術家たちによって在野団体が次々と誕生し、その主張は前衛的傾向を帯びていった。そのような ...

フュウザン会の中心的人物として萬鉄五郎、岸田劉生らとともに活動した川上涼花

2022/5/20  

川上涼花「鉄路」東京国立近代美術館蔵 川上涼花(1887-1921)は、東京の麹町区商工中学校を卒業後、画家を志して太平洋画会研究所に学び、明治45年5月、同研究所の川村信雄ら新傾向の絵画に共鳴する同 ...

安宅安五郎ら初期文展・帝展に出品した新潟の洋画家

2022/5/18  

安宅安五郎「春」新潟市美術館蔵 初期文展で活躍した新潟出身の洋画家としては、小山正太郎の同人舎に学んだ高村真夫をはじめ、牧野虎雄、安宅安五郎、相馬其一、富田温一郎、佐藤哲三郎らがいる。 安宅安五郎(1 ...

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