南蘋派

南蘋派の開祖・熊斐と南蘋派の画人

2022/3/4  

左:熊代熊斐「登龍門図」右:熊代熊斐「柳下鵜図」 南蘋派は、清から渡来した沈南蘋によって伝えられた画風で、緻密な写生と鮮やかな彩色が特徴である。沈南蘋は、享保16年に渡来して18年まで長崎に滞在してお ...

石見の南蘋派・三浦紫えんと門人

2021/7/9  

三浦紫えん「老松に白孔雀」島根県立美術館蔵 石見地方の南蘋派としては、津和野藩士の三浦南溪・紫☆親子がいる。父の南溪は江戸に南蘋派を広めた宋紫石に学び、藩の御用絵師をつとめた。子の紫☆(「☆」は「田」 ...

広島の南蘋派・岡岷山

2021/7/9  

江戸中期広島の代表的絵師として知られる岡岷山(1734-1806)は、はじめ狩野派の勝田友溪に手ほどきを受け、のちに南蘋派の名手とされる宋紫石に学び影響を受けた。岷山は藩の御用絵師として領内各地を観察 ...

讃岐の南蘋派、三木文柳・亀井東溪・戸塚茗溪

2022/9/3  

三木文柳「鮮魚図(鯛鱸海老図)」 讃岐の南蘋派画人としては、三木文柳(1716-1799)と亀井東溪(1748-1816)が知られている。文柳は、もと阿波の藩士で、幼いころから画を好み、京都に出て修業 ...

増山雪斎と桑名の画人

2022/8/16  

増山雪斎 左:黄葵に翡翠図、右:牡丹に孔雀図 桑名の画人としては、沈南蘋風の花鳥や水墨を描き、文人大名と呼ばれた伊勢長島藩主・増山雪斎(1754-1819)が知られている。雪斎は文雅を好み、十時梅厓( ...

美濃の南蘋派

2022/8/15  

左:山田鶴洲「木蓮に白閑鳥図」、右:日比野鶴翁「仏手柑に綬帯鳥図」 中国の画家・沈南蘋によって長崎にもたらされた写実的な画法は、当時の画家たちに新鮮な驚きをもって迎えられ、弟子の熊代熊斐(1712-1 ...

東三河随一の画人・太田山陰

2022/8/12  

太田山陰「五百羅漢尊像」 江戸中期に赤坂(現在の豊川市)で活躍した太田山陰は、当時、東海道第一の画人と称されており、東三画人伝には「文化・文政以前における東三河地方随一の画家は山陰であろう」と記されて ...




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