画人伝・岡山

美人画の竹久夢二と異色の挿絵画家・細木原青起

2024/12/11  

竹久夢二「秋のいこい」 岡山出身の画家をみていくと、室町水墨画の最高峰・雪舟、画才も発揮した剣豪・宮本武蔵、近世南画の巨星・浦上玉堂、現在も続く四条派の源流ともいえる岡本豊彦など、錚々たる重要人物がお ...

日本近代洋画の発展に大きく寄与した岡山の先駆的洋画家たち

2024/12/11  

満谷国四郎「裸婦」 日本近代洋画の軌跡をたどると、岡山出身の洋画家たちが大きく関与していることがわかる。松岡寿、原田直次郎は日本最初の洋画団体「日本美術会」の結成に参加するなど、黎明期の中央洋画壇で指 ...

岡山の近代洋画、松岡寿と原田直次郎

2024/12/14  

松岡寿「ピエトロミカの服装の男」 幕末から明治初期にかけて洋画塾が多く開設され、岡山出身の洋画家としては、川上冬崖の聴香読画館で学んだ松岡寿(1862-1944)、高橋由一の天絵学舎で学んだ原田直次郎 ...

岡山洋画の先駆者、堀和平と前田吉彦

2021/7/9  

堀和平「母子像」 明治以降、岡山からは日本の近代洋画史において重要な仕事をした多くの洋画家を輩出している。その中で先駆者とされるのが、堀和平(1841-1892)と前田吉彦(1849-1904)である ...

東京に出て学んだ岡山の日本画家

2024/12/11  

大林千萬樹「胡笳の声」 岡山の日本画家は京都で学ぶものが多かったが、伝統的絵画の革新が急速に行なわれた東京に出て学ぶものもいた。富岡永洗、鏑木清方に師事して江戸期の歴史風俗に取材した美人画を多く描いた ...

京都で学んだ岡山の日本画家

2021/7/9  

木村丈夫「流木」 小野竹喬(1889-1979)、池田遙邨(1895-1988)に代表される岡山の京都派だが、ほかにも石井金陵に南画を学び、のちに京都に出て山元春挙に師事した高橋秋華(1878-195 ...

浪華の美人画家・上島鳳山

2024/12/11  

上島鳳山「緑陰美人遊興之図」 小田郡笠岡村の辻家に生まれ、大阪の上島家を継いだ上島鳳山(1876-1920)は、円山派の西山完瑛らに師事し、動物画や美人画を得意とした。酒を愛する豪放磊落な性格で、身近 ...

小野竹喬、池田遙邨ら、栖鳳門下の岡山の日本画家たち

2021/7/25  

小野竹喬「宿雪」 四条派は岡山出身の岡本豊彦の画系を中核に発展した。豊彦の門人である塩川文麟、さらにその門人の幸野楳嶺と続き、楳嶺のあとを受け、明治30年代以降の京都の指導者として君臨したのは楳嶺門下 ...

慈善社会事業家としても活躍した南画家・津田白印と門人

2021/7/9  

津田白印「恬淡養遐帖」 備中笠岡の浄土真宗の僧侶・津田白印(1862-1946)は、長崎派の鉄翁祖門の高弟・成富椿屋に南画を学び、南画家として活動するとともに、慈善社会事業家としても活躍した。明治24 ...

岡山の近代南画家、河合栗邨と門人

2021/7/9  

河合文林「秋圃双鶴図」 浅口郡西阿知村生まれの河合栗邨(1851-1908)は、小野竹喬の祖父である白神澹庵(1825-1888)に南画を学び、のちに井原に栗邨画房を開いて郷土の画家を指導した。そのた ...

岡山の近代南画家、柚木玉邨と久我小年

2021/7/9  

柚木玉邨「山水図」 浅口郡玉島の旧家に生まれた柚木玉邨(1865-1943)は、東京帝国大学農学部卒業後、多くの会社や銀行の重役をつとめ、岡山県農業会で幹事兼技師として働くなど、地元の経済界に大きな足 ...

岡山の近代南画家、石井金陵・衣笠豪谷・波多野華涯

2025/3/6  

石井金陵「蝶飛」 上道郡金岡村(岡山市西天寺)に生まれた石井金陵(1842-1926)は、古市金峨や岡本秋暉に学んだのち、岡山市岩田町に画塾を開き多くの門下生を教え、その後、大阪に移り、関西南画壇の長 ...

岡山の岸派・矢部楳山

2021/7/9  

矢部楳山「源氏物語」 岡山の岸派としては、玉島に寄寓していた岸派の画人・関石城に学んだ矢部楳山(1849-1911)と小野竹下(1845-1897)がいる。楳山はさらに京都に出て岸連山に師事しており、 ...

四条派から南画に転じた白神暭々と門人

2021/7/9  

白神暭々「花卉図」 柴田義董の代表的門人として、終始文人的な作画態度を保持し、晩年には南画に転じた白神暭々(1777-1857)がいる。暭々は、窪屋郡中島村の豪農の家に生まれ、10歳前後で近くに住む黒 ...

岡山の四条派普及に大きく貢献した古市金峨と門人たち

2021/7/9  

古市金峨「花鳥図」 岡本豊彦の内弟子として学んだ古市金峨(1805-1880)は、岡山の四条派普及に大きく貢献した。金峨は児島郡尾原村(倉敷市)に生まれ、17、8歳の時に京都に出て岡本豊彦の門に入った ...

柴田義董の門人、小野雲鵬と大原呑舟

2021/7/9  

小野雲鵬「孔雀図」 柴田義董の岡山の門人としては、小野雲鵬(1796-1856)がいる。雲鵬は備中の生まれで、はじめ黒田綾山に手ほどきを受け、京都に出て同郷の柴田義董の門下となり、義董没後は岸駒にも学 ...




© 2025 UAG美術家研究所 Powered by AFFINGER5

Amazon プライム対象