江戸時代を中心に全国各地で活動していた画家を調査して都道府県別に紹介しています。ただいま近畿地方を探索中。

UAG美術家研究所

横手鷹の後継者・小川隆雅

鷹図 小川隆雅 秋田市立千秋美術館所蔵

横手地方には、好んで鷹を描いた「横手鷹」といわれる画家の系譜があり、小川隆雅はその後継者である。その生涯についてはよくわかっていないが、全国を放浪し、三重県で没したと伝わっている。

小川隆雅(不明-不明)おがわ・たかまさ
享保(1716-1736)頃の人。十文字町新田目の出身で、横手の商人・小川甚兵衛家の養子となった。増田町満福寺に黙山賛の「達磨図」が残っている。狩野派に属し、横手を出るときに妻の肖像画を残したという。

秋田(2)-画人伝・INDEX

文献:秋田市立千秋美術館所蔵作品選、秋田書画人伝